足裏・手のひら・耳ツボを押すだけでダイエット効果!
今回は、ダイエットに効果があるツボをご紹介します。
本を読んで目が疲れた時に目の周辺を指で軽く押したり、長時間歩いて足がだるい時に足を揉むと、コリや痛みが軽くなったように感じたことはないでしょうか。
私達が無意識に押している場所は、いわゆるツボ(経穴)と呼ばれるものです。
ツボは、全身を巡る気の通り道(経絡)の途中にあり、気の巡りが悪くなって体の不調が現れた時は、その症状を改善するツボを押すことで症状を緩和することができると言われています。
こう書くと、民間療法といったイメージに捉えてしまう方もいらっしゃると思いますが、ツボはWHO(世界保健機関)が認めている医学の一つとなっています。
しかし、ツボはその数が膨大であることから、まだまだ存在自体を知らないものもたくさんあります。
とりわけ、ダイエットに効くツボというのは、ダイエット方法の中でもマイナー的と言え、痩せるためにツボを押すという方はなかなか少ないのではないでしょうか。
とは言え、押すだけでダイエットの効果を得られるのだとしたら、こんな簡単な方法はないのではないでしょうか。
授業中や仕事中にできるツボ押しダイエットとは?
授業中や仕事中は、基本的には先生の話や作業に集中していなければいけませんが、集中力というのはそう長く続くものでもありませんよね。
何となくボーッとしてしまったり、先生や上司の話を上の空で聞いてしまうこともあると思いますが、そのような時にほんの数分でできるツボ押しダイエットを知っていれば、時間の有効利用になると思いませんか?
とは言え、授業中や仕事中に周囲にバレるようなツボ押しはできません。
そこでお勧めなのが、下記の2つのツボです。
頬車(きょうしゃ)
耳の付け根にあるエラから1㎝ほど下がったところにあるツボ。
上廉泉(じょうれんせん)
顎の真下のへこんだ部分にあるツボ。
両方とも顔の輪郭にあるため、ツボ押しをしても気付かれにくくなっています。
なお、この2つを刺激すると、顔のたるみや二重あごを解消することができると言われています。
勿論、1~2日行ったところですぐに効果は現れるわけではありませんが、授業中や仕事中に毎日行っていたところ、小顔になったという方もいらっしゃるので、是非継続してみましょう。
ツボの押し方とポイントや効果!
ツボ押しの基本は、親指の腹を使って行います。
指を立て過ぎてしまうと、皮膚に傷がついてしまったり、力が一ヶ所に片寄ってしまうことから、指の腹をツボに押し当てるというのが大切になります。
また、もう少し力を加えたいという時は片方の指で強く押すのではなく、両手の親指を重ねて行うようにしましょう。
そして、同じツボを長時間押し続けるのではなく、一押しで3~5秒行い、指を離して、再び押すというのを繰り返した方が刺激がしっかりと伝わります。
さらに、指を離す時はゆっくりとした方が、筋肉や神経を痛めることが少ないと言われています。
なお、ツボ押しは本来は国家資格を持った専門家が行うものですので、セルフケアとして行う時は十分方法に注意するようにして下さい。
手のひらツボ押しダイエットのやり方とツボの場所
ツボは全身に数多くありますが、ここでは手のひらにあるダイエットのツボの場所と、そのやり方をご紹介します。
胃・脾・大腸区
手の平の親指の付け根から手首にかけての盛り上がった部分にあるツボ。
ここをキャップを閉めたままのペンや、歯ぶらしの柄の部分でグリグリと押すように刺激することで、胃腸の働きを抑えて食べる量を減らすことができます。
合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間の指またにあるツボ。腸の働きを活発にし、便秘解消に効果があります。
命門(めいもん)
小指の第二関節の中央部分にあるツボ。
ここを刺激することで、血行が促進され新陳代謝がよくなります。
耳つぼダイエットのやり方とツボの場所
耳はツボが多く集中しているところです。
食欲を抑えるツボが多くあるので、食事の前に是非実践してみましょう。
神門(しんもん)
耳のくぼみの少し上にあるツボ。
ダイエットによるイライラを抑え、やけ食いを防止する効果が期待できます。
胃(い)
耳のほぼ中央部分にあるツボ。
胃の働きを整えることで、食欲を増進、もしくは抑制することができます。
肺(はい)
胃のやや下、耳の穴に近い部分にあるツボ。
食欲を抑える効果があり、インスリンの過剰分泌を抑制する働きもあるため、食事による脂肪の溜めこみも防止することができます。
足裏ツボ押しダイエットのやり方とツボの場所
足裏にあるツボは1ヶ所のみとなっていますが、足裏には反射区といってツボと同様に刺激をすることで内臓の働きを高める場所が多くあります。
ここでは、ダイエットに関連した場所をご紹介したいと思います。
湧泉(ゆうせん)
人差し指の付け根からかかとに下がっていき、少しくぼんだところにあるツボ。
老廃物の排出を促し、脂肪燃焼効果が高まります。
食欲抑制
親指及び人差し指と、指の付け根の膨らんだ部分にあるツボです。
ここを刺激することで、食欲を抑えることができます。
左右両方のツボを、各1~2分ほど揉むように刺激するとよいでしょう。
副腎・腎臓
腎臓は土踏まずの部分のほぼ中心、副腎はそのすぐ上にあるツボです。
このツボを押すと老廃物の排出が促され、体脂肪の燃焼効果がアップします。
左右両方のツボを、各1~2分、押し揉むように刺激しましょう。
お腹の引き締めダイエットに効果のあるツボ
お腹を引き締めるためには、食事制限、運動、筋トレの他に、実はツボ押しも効果が期待できると言われています。
ツボ押しとは、経穴と呼ばれる気の溜まりやすい部分を刺激することで、気や血液の流れをスムーズにするもの。
その中でも、お腹の周りにはむくみの解消やデトックス作用など、ダイエットに役立つツボが集中していると言われています。
そこでここでは、お腹を引き締める効果のあるツボをご紹介したいと思います。
気海(きかい)
おへそから親指1.5本分下に下がったところにあるツボです。
ここを刺激することで脂肪の燃焼が高まり、お腹周りが引き締まりやすくなると言われています。
開元(かんげん)
おへそより指4本分下に下がったところにあるツボです。
このツボはむくみを解消する効果があると言われています。
天枢(てんすう)
おへそから、外側に指3本分離れた左右にあるツボです。
天枢は大腸に関係しているツボと言われており、刺激することで腸の働きが活発になり便秘の解消に効果があると言われています。
太ももを細くする効果のあるツボの場所とやり方
ミニスカートやショートパンツから覗く太ももが細いのは、女性の永遠の憧れですよね。
しかし、女性は下半身に脂肪を溜め込みやすく、太ももも太くなりやすい部位です。
そのため、太もも痩せをしたいと思っている女性は多いのではないでしょうか。
太ももを細くするには、筋トレや有酸素運動、食事制限によるダイエットなど様々な方法がありますが、ツボ押しで気の流れをよくすることも一つの方法です。
特に太ももは水分が溜まってむくみやすい場所のため、ツボ押しは効果的だと言われています。
そこでここでは、太ももを細くする効果のあるツボとツボ押しのやり方をご紹介したいと思います。
①伏兎(ふくと)
膝の皿の上から指8本分上にあるツボです。
少し凹んでいて押すと痛みを感じます。
両手で太ももを掴み、両方の親指でツボを押しましょう。
片足30秒ほど押して離します。
②陰谷(いんこく)
膝を曲げ、横にできるしわの溝にあるツボです。
ここを押すと腎臓の働きを促し、むくみが改善します。
3本指をあて、回すようにして刺激しましょう。
③衝門(しょうもん)
鼠径部(太ももの付け根)の中心部にあるツボです。
親指以外の4本の指をあて、30秒ほど押しましょう。
小顔になる顔痩せのツボの場所とやり方
顔が大きく見えると、それだけで人には太った印象を与えます。
体の他の部分は細いのに、顔だけ大きいという方は随分と損をしてしまいますよね。
しかし、逆を言えば顔さえすっきりとさせていれば、体が多少ぽっちゃりしていても、人の目には痩せている印象として残ります。
そこでここでは、小顔になる顔痩せのツボの場所やツボの押し方をご紹介したいと思います。
①頬車(きょうしゃ)
顔のえらの部分より少し上の前側にあるツボです。
歯を食いしばると筋肉が盛り上がり、緩めるとぽこっとした空間が現れるところにあります。
中指をあて、ぐっと指を押し込むようにツボを刺激しましょう。
少し口を開けて行うと、より深い部分まで刺激できます。
②下関(げかん)
耳の穴から頬に向かったすぐのところにあるツボ。
口を開けると骨が動く部分にあります。
中指や人差し指をあて、上に指を押すイメージでツボを刺激しましょう。
5秒かけてゆっくりとツボを押し、5秒かけてゆっくりと指を離します。
二の腕痩せに効果のあるツボの場所とやり方
二の腕は、部分痩せしたいと思う方が多い体の部位ではないでしょうか。
振るとぶるぶる揺れる二の腕の脂肪は、できればなくしてしまいたいものですが、筋トレを毎日続けるのは難しいという方はツボ押しを行ってみることをお勧めします。
二の腕に余計な脂肪がついてしまう原因は様々にありますが、血液やリンパ液の流れが悪くなると、老廃物の排出が滞り脂肪やセルライトが蓄積しやすくなってしまうため、これらの流れをよくすることは二の腕を引き締めるのに役立ちます。
そこここでは、二の腕痩せに効果のあるツボの場所やツボ押しのやり方をご紹介したいと思います。
①曲池(きょくち)
肘を曲げた時にできるしわの先端部分の、押して痛いところにあるツボです。
曲池は腎臓の働きを促進するツボのため、老廃物の排出を促し、むくみなどの予防や改善に効果があると言われています。
②肩井(けんせい)
首の付け根部分になるツボです。
乳頭から肩にまっすぐ上がり、肩の一番高い部分で押して痛いところが肩井です。
ここを押すと血行がよくなるので、老廃物の排出が促されます。
③臂臑(ひじゅ)
腕の付け根と肘の真ん中を結んだ中央の、骨の内側にあるツボです。
二の腕の老廃物の排出を促し、血行をよくして代謝を上げる効果が期待できると言われています。
まとめ
ダイエットのためにツボを押すという発想は、これまでなかなかできなかったという方も多いと思いますが、ツボ押しは特別な道具もいりませんし、気が付いた時にすぐ行える方法となっています。
食事の前に食欲を抑えるツボを押したり、老廃物の排出や脂肪燃焼効果を高めるツボを押すことで、少しずつ痩せやすい体質に変わることができると思いますので、是非今日から取り入れて行ってみてはいかがでしょうか。
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