ダイエット停滞期の乗り越え方!
それまでは順調に体重が減っていたのに、急に体重が減らなくなってしまった・・。
このような事態を、ダイエット停滞期と言います。
ダイエット停滞期になると体重の変化がなくなってしまうので、モチベーションが下がってしまい、ダイエットを挫折してしまう切っ掛けになる方も多いですが、一方で乗り越えるとダイエットの成功がグンと近づくと言われています。
停滞期が来ると気分が落ち込み気味になりますが、ラストスパートまではもうすぐです。
せっかくここまで頑張ってきた努力を無駄にしないよう、しっかりと備えておきたいものですよね。
そこで今回は、ダイエット停滞期の過ごし方や乗り越え方、脱出する方法について調べてみました。
ダイエット停滞期とは?
ダイエット停滞期とは、ダイエットを開始してからしばらくは順調だった体重の減少が、ある時を境に上手くいかなくなってしまう期間のことを言います。
ダイエットの方法は様々にありますが、その多くは体重を減らすために行いますよね。
体重が少しずつ減っている分には問題ありませんが、急に減らなくなったとしたらどうでしょうか。
「やり方がいけないのかな?」「もっと頑張らなくちゃいけないの?」と、不安になってしまいませんか?
何より、決して手を抜いていたわけではなく、前と変わらないように一生懸命ダイエットに励んでいたのに、このような状態になってしまうとやる気も失せてしまいます。
実際に、停滞期に入ると「いくら頑張っても痩せられないから」とダイエットをやめてしまう人も多くおり、この停滞期をどうやって乗り越えるかが、ダイエット成功の鍵を握っていると言われています。
ダイエット停滞期の原因は?
停滞期に入ると、「もっと頑張らなくちゃいけない」と自分を奮い立たせる方がいますが、それは違います。
間違った認識で自分を追い込んでしまうと、結果的にダイエットの失敗に繋がってしまいます。
では、ダイエット停滞期の原因は何なのでしょうか。
ダイエット停滞期は、ホメオスタシスと言われる人間の体に備わっている機能が働いているために起こります。
ホメオスタシスは恒常性と呼ばれており、例えば外が暑いと汗をかきますが、汗をかくことで体の熱を発散させ、体温を正常に保ちますよね?
このような働きをホメオスタシスと言います。
ダイエットによって体重が減ると、それを飢餓状態と察し、少量のカロリーで生命活動を維持しようとするため、それまでのダイエットを続けていても体重が落ちなくなります。
それどころか、体に蓄積されるカロリーを増やすため、ダイエットをしているにも関わらず太ってしまうこともあります。
ダイエット停滞期はいつからいつまで続くの?
ダイエット停滞期は、一般的に元の体重より5%以上の体重の減少が起こると、ホメオスタシスが働いて突入すると言われています。
体重60㎏の人の場合なら、57㎏を切ったあたりから停滞期に入るというわけです。
また、ダイエット開始から1ヶ月が過ぎると停滞期に入りやすくなるとも言われています。
期間については体重の減り具合などを含め個人差があると思いますが、おおよそ2週間から1ヶ月ほど続くと言われています。
もちろん、全ての人があてはまるわけではありませんが、体重が5%以上減った時や、ダイエットを始めて1ヶ月が過ぎたら、「そろそろ停滞期に入るかも」と心の準備をしておくのがよいかも知れません。
ダイエット停滞期に入った時の過ごし方
ダイエット停滞期は、怠けているから体重を落ちないのではなく、むしろその逆で今までダイエットをしっかりと頑張ってきたからこそ迎える時期と言えます。
上記の通り、停滞期はそもそも体重が減らないと起こりません。
また、ある一定の期間、ダイエットを継続していなければ突入しないことなので、あなたは停滞期に入るまで諦めることなくダイエットを頑張り続けていたことの証明と言えるでしょう。
ここまで頑張ったら、後はもうひと踏ん張りです。
停滞期を乗り越えたら、ホメオスタシスが解除され再び体重が落ちるようになります。
目標とする体重に近づくため、もう少し努力を続けてみましょう。
なお、停滞期に入ったからと言って、特別過ごし方を変える必要はありません。
それまでの通りの生活を続けることが、もっとも大切になります。
ダイエット停滞期を早く脱出する乗り越え方7選!
上記の通り、停滞期は人間の体に備わっているホメオスタシスによって起こるもの。
脳がカロリーの足りない状態を飢餓だと認識しなくなれば、再び順調に体重が落ちていくはずです。
そのため、停滞期に入ったら焦らずに程よく気分転換をすることが大切になります。
そこでここでは、停滞期を乗り越える方法についてご紹介したいと思います。
停滞期は必ず訪れるものと認識する
停滞期はダイエットの努力が足りないから起こるのではなく、人間に備わった一種の防御反応です。
そのことを理解するだけで、心の持ちようが変わります。
停滞期を乗り切れば、また体重が落ちてきますので、焦らないことが大切です。
今のダイエットを継続して行う
痩せないからと言って、過酷なダイエットを行うのはNG。
余計にカロリーを消費してしまえば、さらにホメオスタシスが働いて痩せにくくなります。
筋トレを行う
食事制限によるダイエットを行っていて停滞期に入った場合、お勧めなのが筋トレを取り入れることです。
停滞期は体が脂肪を蓄えようとしますが、筋肉が増えると基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼が促進されます。
ただし、筋トレをし過ぎて疲れてしまうと、代謝が落ちてしまうため、適度を心がけることが大切です。
チートデイを設ける
チートデイとは食事制限を伴うダイエットをしている時に、一週間に一日だけ好きな物を好きなだけで食べてもよい、としている日のことを言います。
ダイエット中にそんな食べて大丈夫なの?と思うかも知れませんが、停滞期にチートデイを設けると、一時的に体が飢餓状態を脱するためホメオスタシが解除されて、再び体重が落ち始めることがあります。
ストレスを解消する
音楽を聴く、映画を観る、友達と会って話すなど、ストレスを解消する手段を普段から見つけておき、気分転換を行いましょう。
体重計を見ない
体重計を見る習慣をつけるのは、ダイエットではとても大切ですが、停滞期の場合体重が減っていないとそれが大きなストレスに感じることがあります。
そのため、一定期間は体重計を見ないようにするのもありです。
食事を見直す
カロリーばかりに気を取られ、体に必要な栄養が不足してはいませんか?
特に肉類に多く含まれるたんぱく質は、筋肉を増やして痩せやすい体を作るためには欠かせません。
極端に摂取量が少ない場合は、増やしてみるのもよいでしょう。
まとめ
ダイエット停滞期を乗り越えるためには、まずはダイエット停滞期がどのようにして起こるのかをきちんと理解しておく必要があります。
その上で、自分を責めたりせず、今まで通りの生活を継続することが大切です。
運動量を極端に増やしてしまうと、お腹が空きやすくなり返ってダイエットが上手くいかなくなるため、筋トレを行う時はほどほどにしましょう。
また、チートデイを行う時は周囲に宣言をし、必ず一日のみにして下さい。
つい自分を甘やかして日数が増えると、食べ過ぎになってそれまでの努力が水の泡になってしまいます。
コメント