10代女子【中学生・高校生】が食事制限を絶対にしてはいけない理由!糖質オフはどうなの?
ある調査によると、10代でダイエット経験があると答えた女の子は60%にも及びます。
10代になるとオシャレに関心が向き始め、同時にかわいい服を着こなすために痩せたいと思う人が多くなるようですが、その一方で正しい知識を得ないまま、モデルさんやタレントさんが行っているダイエット方法を安易に真似してしまうと、時には生涯に渡って付き合わなければいけない病気の発症原因となってしまうこともあるのです。
特に食事制限を伴うダイエットは、体だけではなく心も蝕んでしまうことがあるため、10代の子が行うダイエットとしてはふさわしいとは言えません。
とは言え、ダイエットと言えば食事制限と思っている人がまだまだ多く、間違ったダイエット方法だと知らずに行ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、食事制限なしでも痩せられる10代の女の子におすすめのダイエット方法をご紹介します。
10代女子が食事制限なしでできるダイエット方法は?
『ダイエット=食事制限』と思っている人は多く、逆に食事制限なしでどうやってダイエットをするの?と不思議に思うかも知れません。
しかし、食事制限なしでダイエットを行うことは可能です。
筋トレ
筋トレによって筋肉量が増えると、体が引き締まって見た目が変わります。
ダイエットと言うと体重ばかりを気にしてしまいがちですが、同じ体重でも筋肉量の多い人の方が体は細く見えます。
また、筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼が促進されて痩せやすい体になります。
その他にも、筋トレは成長ホルモンの分泌を促す働きがあるため、肌や髪の調子を整える、自律神経を整えるなど、様々なメリットがあります。
ウォーキング
運動が苦手な人でもできる運動がウォーキングです。
ウォーキングの運動強度自体は低いので、始めてすぐに痩せられるわけではありませんが、ウォーキングが習慣化することで他の運動への意欲が高まり、ダイエットを行うモチベーションを引き出してくれます。
ランニング
ランニングは有酸素運動の中でも、高い脂肪燃焼効果が期待できる運動の一つです。
特別な道具が必要ないため、いつでも始められるのも10代におすすめのダイエットと言える理由です。
ウォーキングから始めて徐々にランニングへと移行する人も多く、年齢を問わずに生涯行えるスポーツとしても人気です。
マッサージ
マッサージは血液の流れを促し、全身に新鮮な酸素や栄養を行き届かせることで細胞の働きを活発にし、脂肪燃焼作用などを高めることができるものです。
直接ダイエット効果が得られる方法ではないものの、他のダイエット方法と併用することでその効果を高めてくれます。
バランスのいい食事を摂る
10代に食事制限は必要ありませんが、だからと言って好きな物を好きなだけ食べていては痩せることはできません。
10代の人は、体に必要な栄養をしっかりと補えるよう、バランスのよい食事を心がけることが大切です。
特にビタミンやミネラルは不足しがちになるため、野菜や果物を中心として、筋肉を作るたんぱく質が豊富な肉や魚、脳を始めとした体のエネルギー源となる糖質を含むご飯をきちんと食べるようにしましょう。
普段の生活にちょっと一工夫
中学生、高校生は朝から夕方まで学校生活があるので、ダイエットのために運動をする時間がないと思うかも知れません。
そのような場合は、通学特の電車やバスの中で立っている時に太ももの裏やお尻に力を入れて筋トレをしてみたり、自転車通学にして足腰を鍛えるなど、いつもの生活の中にダイエットを取り入れてみるのがよいでしょう。
その他にも、駅や学校、家では階段を使う、座っている時は膝をくっつけて背中を伸ばすなど、ちょっとした工夫で運動を行うことはできます。
10代女子が食事制限を絶対にしてはいけない理由
10代がダイエットで食事制限をしてはいけないのは、食事制限は余分なカロリーをカットするだけでなく、必要な栄養の摂取も阻害してしまうからです。
食事制限は本来、年齢や性別、体質などに合わせて慎重に行わなくてはいけないものです。
しかし、10代ではそのような知識はなく、「とにかく食べない」ダイエットをしてしまいがちです。
食事による摂取カロリーが少なくなれば痩せることは可能ですが、同時に体に必要な栄養素を補うこともできなくなります。
特に10代は心身ともに成熟を迎えておらず、成長期の真っ只中にいるため、栄養不足は深刻な状況を招いてしまいます。
女の子の場合は、女性ホルモンの分泌に影響が出て生理が止まってしまうことも十分に考えられます。
近年、不妊の原因の一つに10代の時の過度なダイエットの影響があると言われており、卵巣の働きが不十分となって生理不順や無月経排卵が起こりやすくなると言われています。
また、脳にとって糖質は唯一のエネルギー源となりますが、食事制限によって糖質の摂取量が減ってしまうと、イライラしやすい、集中力がない、憂鬱な気分になる、落ち着かないなどの症状が現れやすくなります。
こうした症状を放置してしまうと鬱病を発症したり、食事制限によるストレスが原因で過食に走り、それでまた厳しい食事制限をすることを繰り返してしまい、やがて拒食症になってしまうこともあります。
心の病気は一度発症すると完全に回復するまで長い時間がかかることもあるので、10代の時には食事制限を伴う過激なダイエットは絶対にしてはいけないのです。
10代女子がやってはいけないダイエット方法は?
食事制限以外にも、10代がやってはいけないとされるダイエット方法があります。
似たようなものもありますが、あわせて注意するようにしましょう。
糖質オフダイエット
糖質オフダイエットは、糖質が多く含まれる食べ物のみを排除するため、糖質を含まない肉や魚などは無制限に食べることができます。
空腹を感じないため「しっかり食べて痩せたい」人が行っていますが、先ほども触れた通り脳にとって唯一のエネルギー源が糖質であるため、糖質を避けた食生活は10代には危険です。
また、糖質以外でお腹いっぱいにしようとするので、どうしても肉を多く食べてしまいがちなのですが、肉に含まれる脂肪やたんぱく質は大量に摂ると動脈硬化などを発症させる恐れがあります。
プチ断食ダイエット
プチ断食は一切何も食べない断食とは違い、スムージーなどを摂りながら行う短期間のダイエットです。
一見すると体に負担が少ないように感じますが、基礎代謝が高い10代がプチ断食を行うと、消費カロリーが摂取カロリーを大幅に上回り、体に必要な栄養が圧倒的に足りなくなります。
サプリメントに頼る方法
ダイエット効果があると謳うサプリメントを利用してダイエットを行いたいという人がいますが、サプリメントにはダイエットに有効と思われる成分以外にも、様々な添加物が使われていることがあります。
体が成熟しきっていない10代のうちにこのような成分を摂取することで、将来どのような影響があるかわからないため、安易にサプリメントを摂取するのは止めた方が良いでしょう。
10代女子食事制限なしダイエットのまとめ
10代の女の子は食事制限によるダイエットではなく、筋トレや有酸素運動を行ってダイエットをするのが良いでしょう。
食事制限は正しい知識を持って安全に行う必要がありますが、10代ではそのような知識なく「とりあえず食べなければいい」と思ってしまい、体に必要な栄養成分まで不足しがちです。
そのようなやり方は生理不順や拒食症などを起こしてしまう原因となるため、10代は食事制限を行わずに、運動でダイエットを行うのがよいでしょう。
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