ピクルスダイエットのポイントや注意点!
ピクルスは、野菜や果実を酢や塩水に漬けて発酵させたもの。
ピクルスは健康や美容によいとして、以前から注目されている食品なのですが、最近はダイエット効果もあるとして人気になっています。
そこで今回は、ピクルスダイエットについて調べてみました。
ピクルスダイエットの効果ややり方、お勧めのレシピなどをご紹介したいと思います。
ピクルスダイエットとは?
ピクルスダイエットとは、ピクルスを食べるダイエットになります。
ピクルスは、ハンバーガーやサンドイッチに挟まっているので、食べたことがあるという方が多いと思いますが、独特の味や香りなので、好き嫌いが分かれる食品と言われていますよね。
日本で見かけるピクルスの多くはあらかじめ輪切りやみじん切りにされたものですが、本来は画像のように野菜(もしくは果実)が酢(もしくは塩水)に瓶詰にされており、海外では保存食として昔からよく食べられているもの。
細々となった状態のピクルスを食べると言われても、それがどうしてダイエットによいの?と疑問に思ってしまうかも知れませんが、形としてしっかりあり、なおかつ低カロリーで栄養豊富な野菜が原料だと知れば、「確かにダイエットに効果がありそうかも」と思えてきますよね。
カロリーや糖質は?
ここでは、代表的なきゅうりのピクルスのカロリーや糖質をご紹介します。
きゅうりのスイートピクルスのカロリーは、100gあたり67kcal、糖質は16.6gです。(参考資料:スィートピクルスカロリー:カロリーSlism)
ピクルスの100gの量は、だいたい中くらいの瓶、1つ分ほどです。
さすがに1回の食事で1瓶を食べきることはないと思うので、1回で1本(約20g)を食べるとすると、カロリーは約13kcal、糖質は約3.2gです。
ピクルスのダイエット効果
ピクルスには、酢漬けと塩水漬けの2種類がありますが、今回はよりダイエット効果の高い酢漬けバージョンのピクルスの効果をご紹介したいと思います。
①代謝の促進
酢は昔から健康によい食品として知られていますが、その一つの疲労回復があります。
酢に含まれているアミノ酸は、筋肉や内臓の原料となるため、細胞の働きを活発にしてエネルギーの産生を促し、代謝を促進します。
②脂肪の分解を促す
アミノ酸には、脂肪の分解酵素であるリパーゼの働きを活性化させる効果もあります。
③便秘解消
酢には殺菌や抗菌作用があるため、腸内の悪玉菌を抑えて善玉菌優位の状態を作ります。
また、ピクルスの原料となる野菜に含まれる食物繊維にも、腸の調子を整える働きがあることから、お通じの改善に効果があると言われています。
④むくみ解消
酢には利尿作用があるため、体の余分な水分を排出することでむくみの解消に繋がります。
ダイエットに効果的なピクルスに合う食材は?
ピクルスと言えば、多くの方はきゅうりを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、ピクルスは野菜の酢漬けなので、基本的にはどんな野菜でも作ることができます。
せっかくピクルスダイエットをするなら、少しでも効果が高い野菜で行いたいですよね。
そこでここでは、ピクルスダイエットにお勧めの野菜をご紹介したいと思います。
①セロリ
セロリは独特の味や香りがあるので、好き嫌いが分かれやすいですが、ピクルスにすると食べやすくなります。
食物繊維が豊富で低カロリーなので、ダイエットにとても向いている野菜です。
②トマト
トマトに含まれるリコピンには、脂肪の燃焼を促す働きがあると言われているので、ダイエットに向いている野菜と言われています。
ピクルスにする時は、通常のトマトではなくカットの必要がないミニトマトの方がよいでしょう。
③赤パプリカ
赤パプリカには、トウガラシに含まれている成分を同じカプサイシンが含まれています。
カプサイシンには脂肪を燃やす働きがあることから、ダイエット効果が期待できます。
ピクルスダイエットのやり方
ピクルスダイエットは、食事の前にピクルスを食べるだけで行えます。
食事の前にピクルスを食べることで、適度にお腹を満たすことができ、その後の食事の量を無理なく抑えることができます。
なお、一食をピクルスに置き換えるとよりダイエット効果は高まりますが、あまりお勧めできません。
なぜなら、置き換えダイエットはどうしても空腹を感じやすくなってしまい、結局ストレスが溜まって暴飲暴食しやすくなるからです。
それよりも、ピクルスを上手に取り入れて食事の量をコントロールした方が、ストレスなく続けることができます。
食事の前に食べるのが手間という方は、間食をピクルスに置き換えてもOKです。
ピクルスダイエットのポイント
ピクルスダイエットでは、ピクルスに使用する野菜に時に決まりはありません。
そのため、基本的には好きな野菜をピクルスにして、それを食べる形で構わないのですが、よりダイエット効果を上げたい場合は食感の硬い物を選ぶのがよいでしょう。
食感が硬い物はよく噛んで食べないと飲み込むことができないため、おのずと咀嚼回数が増えます。
咀嚼回数が多くなると、脳の満腹中枢が刺激されて少量でもお腹がいっぱいになるため、ダイエットに繋がります。
ニンジンや大根、レンコンなど、根菜類は食感が硬くて食物繊維が豊富なのでお勧めです。
ピクルスダイエットの注意点!
ピクルスに含まれている酢は、適量であればダイエットや美容などによい効果をもたらせてくれますが、大量に摂りすぎると歯のエナメル層を溶かして歯痛や虫歯の原因になったり、腹痛を起こす可能性があります。
特にピクルスダイエットでは、空腹時の食前にピクルスを食べることになるため、胃がからっぽの状態で酢を摂ることで胃を荒らしやすくなります。
体質や体調もありますが、ピクルスダイエットを始めてこれらの症状が出た時は、すみやかにダイエットを中止するようにして下さい。
また、野菜を漬けるために使った酢は使いまわししないようにしましょう。
野菜から水分が出ているので、味や成分が薄まってしまいますし、野菜を漬けたまま保存するので雑菌などが入りやすくなっています。
食べ切った時は、新しく漬け込む用の酢を用意しましょう。
ピクルスダイエットにおすすめのレシピ3選!
ピクルスダイエットにお勧めの野菜は、上記で紹介していますが、ここではこれまで紹介した以外のお勧めの野菜をご紹介したいと思います。
カンタン酢でカリフラワーのカレーピクルス
保存用の瓶をあらかじめ煮沸消毒しておきます。
カリフラワーは食べやすい大きさにカットして、塩を振り、レンジで加熱します。
カリフラワーを瓶に入れ、カレー粉を振りかけます。
その上からカンタン酢をカリフラワーが浸かるくらい入れたら、冷蔵庫で一晩置いて完成です。
参考URL: https://cookpad.com/recipe/5335803
簡単7分。玉ねぎのピクルス
皮を剥いて芽をとった玉ねぎを大体18等分くらいにしたら、耐熱容器に入れて電子レンジで加熱します。
玉ねぎの水分を取り、保存瓶に半量の玉ねぎを入れたら、ローリエを入れ、残りの玉ねぎを入れます。
最後にカンタン酢を注ぎ、冷蔵庫で半日ほど置いて完成です。
参考URL: https://cookpad.com/recipe/5207460
カブのピクルス
カブのヘタを取り、皮を残したまま8等分して塩を振って揉み5分置いておきます。
キッチンペーパーなどで水気をとったら、ジップロックにカブとカンタン酢を入れて冷蔵庫に入れ、半日ほど置いて完成です。
参考URL: https://cookpad.com/recipe/5331033
ピクルスダイエットのまとめ
ピクルスダイエットは、酢と野菜に含まれる成分を摂取して痩せやすい体を作るダイエット方法です。
食事の前に食べることで、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できますが、空腹時に酢を摂ると胃を荒らすことがあるので注意をして摂取するようにしましょう。
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