腰割りダイエットの効果とやり方のポイント!
腰割りダイエットの痩せるやり方や効果などをご紹介します。
最近、注目されているのが力士が土俵の上で行う四股(しこ)です。
四股には本来儀式としての意味がありますが、それとは別に体の柔軟性や下半身を鍛えるために欠かせない運動の一つとなっています。
そして、この四股の中の「腰割り」という動作にダイエット効果があると言われています。
腰割りダイエットは、体の均整を保つために一流アスリートやモデルなどが取り入れており、そこから一般女性にも人気が波及したと言われています。
そこで今回は、腰割りダイエットについて調べてみました。
腰割りダイエットとは?
腰割りとは、力士が土俵上で行う四股の中の、腰を落とした姿勢になるものです。
リキジョの方や、相撲をよく見ているという方ならご存知の場合が殆どだと思いますが、四股や股割りといった基本の動作の中において、まずはこれができなければならないという基本中の基本が腰割りになります。
そして、この腰割りを行うのが腰割りダイエットになります。
以前、四股を踏んでダイエット効果を得る四股踏みダイエットが人気となりましたが、四股踏みの場合、片足を高く上げてバランスを取らなければいけなく、実際に行うには少し難しい面もありましたが、腰割りなら足を上げる必要がないため、初めての方も挑戦しやすいと言えます。
腰割りの効果
腰割りを行うことで、どのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、腰割りの効果についてご紹介したいと思います。
①股関節がやわらかくなる
腰割りは腰を膝くらいの高さまで落とした体勢をとるため、股関節がやわらかくなります。
股関節がやわらかくなると、内臓や骨盤が正しい位置に戻るため、ぽっこりとしたお腹が引き締まりやすくなります。
また、内臓に流れる血流がよくなることで、新陳代謝が上がったり、腸の動きが活性化し、お通じの改善に効果があると言われています。
②姿勢が綺麗になる
腰割りは背筋をまっすぐにして行うため、自然と綺麗な姿勢をキープするようになります。
正しい姿勢を維持することで、腰への負担が軽くなったり、肩甲骨がよく動くようになるので、背中の脂肪がとれ、すっきりとした後ろ姿になると言われています。
③スポーツやトレーニングの時、怪我をしにくくなる
腰割りによって股関節の可動域が広くなると、体に柔軟性が生まれ、運動の際に動きやすくなり、怪我の防止に繋がります。
腰割りの効果
・肩こりの解消
・腰痛、膝痛の軽減
・冷え症の改善
・むくみの改善
・生理痛の改善
・歩ける距離が伸びる
・階段の上り下りが楽になる
・疲労感の軽減腰割りの骨盤、股関節周りのトレーニングは、体の不調を改善する効果があります#腰割り
— はせ|理学療法士 (@6wFoD9udzlRtnec) February 18, 2022
Twitterで教えていただいた、錣山親方(元・寺尾関)監修の腰割り体操を読んでみたよ。八段錦で足を大きく開く健康効果にも通じてメッチャ面白い。股関節ガチガチで腰が全然落ちないし、上体もなかなか真っ直ぐにならないので、四股の前に腰割りからですね。深層外旋六筋がよく伸びて下半身ポカポカ! pic.twitter.com/JP6GPXRQlK
— はり灸マッサージ院 牡丹【角谷剛史】 (@kadtake) June 15, 2022
なぜ腰割りでダイエットできるの?
腰割りを行う際、体が前後に倒れてしまわないようにバランスを取る必要があることから、体幹(インナーマッスル)を鍛えることができます。
インナーマッスルはアウターマッスルのように目に見える筋肉ではありませんが、鍛えることで体幹力がアップするだけではなく筋肉量も増えるため、基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすい体になると言われています。
また、下半身の筋肉を鍛えることで、心臓へと送り返される血液の流れがスムーズになり、老廃物の排出が促進されむくみの解消に繋がると言われています。
さらに、太ももやお尻といった女性が特に気になる部分を引き締めることができるため、とてもダイエットに向いているエクササイズと言われています。
腰割りダイエットのやり方
①膝とつま先の向きを揃えるようにして、両足を開いて立ちます。
②かかとに重心を置きながら、腰を立てた状態で、腰を落としていきます。この時、股関節から折るようにして腰を落とすようにします。また、つま先側に重心がかかると、腰が前に倒れたりしてしまうので注意しましょう。
③腰を膝の位置まで落としていきますが、最初は無理をせずできる範囲で行いましょう。
④腰を落としたら、内股、もも、お腹に力が入っていることを確認して、かかとから上半身を元に戻します。
⑤これを10回繰り返します。
腰割りが難しい場合の対処法
腰割りは股関節が折れて、腰が立った状態で行わないと意味がありません。
どうしても上手くいかないという場合は、こちらの動画を試してみて下さい。
①椅子に座った状態で、股関節の動きを意識しながら、腰を前後に動かします。
②次に、足を広めに開き、①と同じように腰を動かしましょう。膝は曲げすぎたり伸ばしすぎたりせず、90度に保って行いましょう。
③椅子に座って上手くできるようになったら、椅子を外し、腰割りを再度行ってみましょう。
【四股、腰割りのワンポイント】
長方形 pic.twitter.com/BD1wr2jRx5— たろう@シコトレオンライン (@taro358Hakodate) February 24, 2022
腰割りダイエットのポイントや注意点
腰割りは正しい方法で行わなければ、効果がありません。
そのため、腰割りを行う場合は、次のポイントに気を付けてみましょう。
・背筋をまっすぐに伸ばす
・膝とつま先は常に同じ方向を向くようにする
・重心はつま先ではなくかかとに乗せる
・すねは床に対して垂直を保つ
・お尻が後ろに出っ張り過ぎたり、膝が内側を向かないように注意する
この基本をまずはしっかりと覚えた上で腰割りを行うことが大切です。
そして、腰割りを初めて行う時に利用したいのが壁です。
壁の前に立った状態で腰割りを行うと、お尻が出ていると壁に接触するため、姿勢の悪さに気付けるからです。
また、足を開く角度は最初は100度ほどで構いません。
正しい腰割りができるようになったら、徐々に120度、150度と開いていきましょう。
ちなみに力士の方々は180度開いた状態で腰割りができるそうです。
腰割りとスクワットの違いは?
腰割りとスクワットの違い
腰割り腰を落すイメージ
スクワットはお尻を後につき出す
イメージ pic.twitter.com/mqHszEu3JB— たろう@シコトレオンライン (@taro358Hakodate) February 2, 2022
腰割りとよく似たエクササイズにスクワットがあります。
スクワットも下半身を効率よく鍛えることができると言われていますが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
①足のスタンスが違う
腰割りはつま先を外側に向けるのに対し、スクワットは平行に近い状態で行います。
②鍛えられる筋肉が違う
スクワットで鍛えられる筋肉は主に、太ももの前にある大腿四頭筋となっていますが、腰割りでは大腿四頭筋の他に、太ももの裏にあるハムストリング、お尻にある大臀筋、それに中臀筋や内転筋などがまんべんなく鍛えられると言われています。(スクワットではこれらの筋肉が鍛えられないわけではなく、腰割りの方が筋トレ効果が高いと言われています。
③股関節の柔軟性を高めるのは腰割り
スクワットでは腹筋や脊柱起立筋などの上半身の筋肉も鍛えることができますが、足を大きく開いて運動を行うわけではないので股関節に対する効果は薄いと言われています。
その一方で、腰割りは股関節の柔軟性をアップさせ、股関節周りの筋肉を鍛えることができます。
まとめ
腰割りダイエットは、チャレンジした方の多くが体型の変化や体重の減少など、高いダイエット効果を得ていると言われています。
正しい方法でしっかり行うことで、確実にダイエット効果を実感できる方法と言えるので、ぜひ今回ご紹介した動画などを参考に腰割りダイエットを行ってみて下さい。
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