ヨーグルトダイエットの効果と断食の方法とレシピ!
最近は、ヨーグルトにダイエット効果があるとして注目を集めていますが、「それって便秘が解消されるからでしょう?」と思う方もいらっしゃると思います。
勿論、それも理由の一つとなるのですが、実はヨーグルトにはまだまだ知られざるダイエット効果があるのです。
そこで今回は、ヨーグルトダイエットについてご紹介したいと思います。
ヨーグルトを食べるとどうしてダイエットになるのか、その答えは勿論ですが、ヨーグルトダイエットの方法やおすすめのヨーグルトダイエットレシピなども掲載していますので、是非最後までご覧になってみて下さい。
ヨーグルトダイエットの効果が凄い!
ヨーグルトダイエットで注目すべきは、「乳酸菌」と「カルシウム」です。
近年になり、ダイエットの際にカルシウムを積極的に摂ると、そうではない人と比べて体脂肪が減ることがわかっています。
さらに、カルシウムの摂取量が多い人ほど脂肪の排出が促進されるという研究報告もあることから、カルシウムの豊富なヨーグルトはダイエットに効果的に作用すると考えられています。
また、乳酸菌については、腸内環境を整え便秘を解消することは、すでに多くの方がその効果を知っているものと思われますが乳酸菌のもたらす効果はそれだけではありません。
そもそも乳酸菌とは、糖を分解し酸を生成する細菌の総称を言い自然界に多く存在しています。
人の腸内にもビフィズス菌を始め数多くの乳酸菌がいますが、腸内には同時に悪玉菌という悪さをする菌も存在し、いわば善玉菌と悪玉菌は腸内で陣地の奪い合いをしているのです。
腸内で悪玉菌が増えると、便秘になり血もドロドロになるため、代謝が悪くなります。
太りやすい体質の方の多くは腸内で悪玉菌が増えている可能性があるのです。
一方、善玉菌が多い腸内は血の巡りもよく老廃物の排出もスムーズなことから、代謝が上がり痩せやすい体質になります。
腸は「第二の脳」とも言われ、自律神経と深い関わりがあります。
1990年にはアメリカにて「自律神経が乱れていると太りやすくなるという」研究結果が発表されましたが、これは多くの研究者によって実証されています。
つまり、乳酸菌を摂って腸内を綺麗にすることは、ダイエット成功の近道と言えるのです。
ヨーグルトダイエットの基本的な方法は?
ヨーグルトダイエットの最も基本的な方法は、1日200gのプレーンヨーグルトを朝・昼・夕の食事時に摂取する方法です。
食前と食後のどちらで摂るべきか、という点については効果によって異なります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、空腹時に摂取すると胃酸に負けてしまい、なかなか腸に届きません。
そのため、乳酸菌をより多く腸に届けたいなら、食後に食べるのがよいでしょう。
一方、脂肪分解効果に優れるカルシウムは、食前に摂る方が吸収が上がるため効果的となります。
また、ヨーグルトを食べる際には、かき混ぜて食べない方が多くの乳酸菌を摂取することができます。
かき混ぜるとヨーグルトの中の乳酸菌が減ってしまうため、そのまますくって食べるようにしましょう。
さらに、ヨーグルトによって使用されている乳酸菌が異なるため、同一のものを少なくても一週間は食べ続けてみましょう。
食べ続けてみて、便秘が解消された、肌がよくなった、お腹周りがすっきりしたなどの効果を感じられた場合は、摂取している乳酸菌と腸が合っている証拠です。
夜ヨーグルトダイエットの効果とやり方
夜ヨーグルトダイエットは、腸の動きが活発になる夜の22~2時にヨーグルトを食べる方法です。
寝る前に食べるため、カロリーが少ないプレーンタイプをそのまま食べるのがよいでしょう。
食べる量は200gと、夜食として食べるには結構なボリュームのため、その分夕食は抑え目で食べるようにするとなおよいです。
ホットヨーグルトダイエットの効果とやり方
ホットヨーグルトダイエットは、1食置き換え、もしくは食前・食後に食べるヨーグルトを温めるだけの簡単な方法です。
作り方は、ヨーグルトを耐熱容器に移したら、レンジで30秒チンするだけでOKです。好みではちみつを加えてもよいでしょう。
ヨーグルトを温めることで乳酸菌やカルシウムの吸収が上がり、効果を高めることができると言われています。
ヨーグルトで断食の効果とやり方
ヨーグルトプチ断食の方法は次の通りです。
- 断食をする前日は消化によい食事を腹八分目ほどにします。
- 断食初日の3食、及び2日目の朝食・昼食はヨーグルト、野菜ジュースや豆乳のみです。
- 水をたくさん摂るようにしましょう。
- 2日目の夜はおかゆを摂り、いきなり固形物を食べないようにします。
人の胃腸は48時間で空になると言われています。
つまり、1日3食を食べていると常に胃腸は稼働していることになり、負担が掛かってしまいます。
これをリセットするために行うのが、断食(ファスティング)です。
胃腸に固形物を入れないことで、消化機能が休まり代謝や免疫が上がります。
ただし、今回ご紹介したヨーグルトプチ断食は、2日のみの方法で、行うペースも月1回とされています。
3日以上続けたり、月に何度も行ってはいけません。
朝ヨーグルトダイエットの効果とやり方
朝ヨーグルトダイエットでは、朝食にヨーグルトを摂ることでカルシウムを摂取し、カルシウム不足によって起こる太りやすい体質を改善します。
やり方は、朝起きてすぐにコップ一杯の水を飲んだ後に、200gのヨーグルトを食べます。
プレーンのものをそのまま食べてもよいですが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は糖と一緒に摂取することで吸収がよくなります。
オリゴ糖や、フルーツを一緒に摂るのがよいでしょう。
ヨーグルトだけでは物足りない、という方はシリアルやナッツなどを入れて食べ応えをプラスしてもよいですね。
ダイエットに効果的な玉ねぎヨーグルトの作り方!
玉ねぎヨーグルトは、テレビ番組で紹介されてから口コミで広がり、話題となった食べ物です。
テレビ番組では、強力な便秘に悩んでいたタレントが、玉ねぎヨーグルトを食べることでその便秘を解消していく様子が公開されていました。
便秘は女性の多くが悩んでいるとも言われ、人ごとではありませんよね。
できることなら毎日スッキリしたい!と思っている方のために、ダイエットにお勧めの玉ねぎヨーグルトの作り方をご紹介します。
【材料】
・たまねぎ1/2個
・無糖ヨーグルト200g
・塩 小さじ1/2
【作り方】
①玉ねぎを薄くスライスして30分ほど置いておきます。
②玉ねぎにヨーグルトと塩を入れて、よく混ぜたら完成です。
完成後すぐに食べられますが、冷蔵庫で一晩寝かせると食べやすくなります。
一度に作った量を2~3日で食べ切るようにしましょう。

なお、ヨーグルトは無糖であれば種類は特に問いませんが、ビフィズス菌が入っているものを選ぶようにすると効果をアップさせることができます。
ヨーグルトはビフィズス菌が入っているもの、と認識している方が多いですが、ヨーグルトには乳酸菌は必ず入っているもののビフィズス菌は一部のものにしか含まれていません。
そのため、ヨーグルトを選ぶ時は、「無糖」で「ビフィズス菌が入っているもの」を選ぶようにしましょう。
おすすめのヨーグルトダイエット3つのレシピを公開
ヨーグルトダイエットでは、ヨーグルトに混ぜるものを工夫することで、味に飽きず長く続けることができます。
そこでここでは、ヨーグルトダイエットにおすすめのレシピをご紹介したいと思います。
インスタントコーヒー
「えっ!?ヨーグルトにインスタントコーヒーを入れるの!?」と思うかも知れませんが、実はこのレシピ、ヨーロッパではそれほど珍しいものではありません。
コーヒーにはカフェインが含まれていますが、カフェインには脂肪を燃焼させる働きがあるため、まさに一石二鳥と言えます。
苦味が気になる方は、オリゴ糖やはちみつなどを入れて甘味を足すと食べやすくなります。
塩ヨーグルト
塩ヨーグルトは、プレーンヨーグルトに塩を振るか、塩を水で溶かしたものをヨーグルトに入れるだけです。
塩を入れることで、乳酸菌の働きが活発になってより効果を得やすくなります。
塩ヨーグルトは、トルコでは食塩水にヨーグルトを混ぜた「アイラン」という飲み物が一般的に普及しています。
日本においてはヨーグルトはデザート的な意味合いが強いですが、甘くないヨーグルトもヨーグルトダイエットのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか
水切りヨーグルト
ざるにキッチンペーパーを敷き、そこにヨーグルトを入れてラップをして一晩置くと、水分が抜けた濃厚なヨーグルトができあがります。
ダイエット中はケーキなどの甘いものを断つ方も多いと思いますが、水切りヨーグルトはチーズのような食感と風味があるため、少量のジャムを掛けて食べると美味しいスイーツになりますし、サラダと一緒に食べると食べ応えが増します。
ヨーグルトダイエットのポイントや注意点!
ヨーグルトダイエットを行う時、ヨーグルトに含まれている乳酸菌の種類に注目してみましょう。
現在販売されているヨーグルトの多くは、乳酸菌の種類を記載しています。
乳酸菌は種類によって作用に差があるため、自分の希望に合うものを選ぶようにすると、ダイエットだけではなく体調管理などにも役立ちます。
そして、ヨーグルトダイエットで思うような効果が出なかった場合は、すぐに諦めるのではなく、別のヨーグルトに変えて再チャレンジするのがよいでしょう。
乳酸菌によっては体質に合うもの、合わないものがあるため、自分に合ったヨーグルトを見つけることが、ヨーグルトダイエット成功の鍵となります。
また、冷たいままのヨーグルトを食べるとお腹を壊してしまうという方はホットヨーグルトもお勧め。
ホットヨーグルトは、電子レンジで1分ほどヨーグルトを温めるだけで作ることができます。
温かい状態のヨーグルトを食べることで、冷えによる下痢などを防ぐことができるだけではなく、腸を温めるので腸の働きを活発にさせたり、代謝を上げる効果も期待できるでしょう。
なお、ヨーグルトは無糖のものを選び、甘味が欲しい時ははちみつやフルーツを加えて食べるようにして下さい。
ヨーグルトの中には食べやすくするために有糖のものもありますが、カロリーが高いので、返ってダイエットの妨げになることがあります。
ダイエットにはどんなヨーグルトがおすすめ?
ここ数年、「免疫力を上げるヨーグルト」や「胃ガンの原因となるピロリ菌を抑制するヨーグルト」など、使用される乳酸菌の種類によって様々な効果や効能を得られるものが増えてきました。
そこでここでは、ダイエットにおすすめのヨーグルトをご紹介したいと思います。
メグミルクナチュレ恵
ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の2つが配合された特定保健用食品認定のヨーグルト。ガセリ菌SP株には内臓脂肪や皮下脂肪を減らす働きがあります。
明治ブルガリアヨーグルトLB81
古くからヨーグルト作りに使われてきた乳酸菌の元祖とも言われているブルガリア菌と、サーモフィラス菌の2種類を混ぜ合わせて誕生したのがLB81乳酸菌です。腸内環境を整える働きに優れ、便秘の解消を促進します。特定保健用食品です。
ヤクルト ソフール
ソフールに多く含まれる乳酸菌シロタ株は、ガセイ菌の仲間であり「ヤクルト菌」とも言われています。生きたまま腸まで届き、腸の調子を整えスムーズなお通じを促します。特定保健用食品です。
ヨーグルトダイエットの体験談や口コミ
・食事の30分ほど前に、無糖のヨーグルトを食べるようにしたところ、自然と食事量が減って1ヶ月で3kg痩せました。ヨーグルトダイエットは、全く効果がなかったという人もいますが、自分の体に合うヨーグルトを見つけることができれば、効果はそれなりにあるような気がします。
・毎日ヨーグルトを食べるぞ!と意識するとなかなか続かないものですが、私の場合、友達などと外出した際に飲むドリンクをヨーグルトドリンクにしていたところ、2kgほど体重が落ちました。
・朝食にヨーグルトとジャム(少量)を加えて食べています。それでもお腹が空いた時は、発酵食品やチーズなどを食べていますが、それでも2ヶ月で4kg痩せました。
・朝食の置き換えでヨーグルトを摂取して12kg痩せました。ただ、置き換えを止めるとリバウンドしてしまったため、現在もまた始めています。
ヨーグルトダイエットとは?
ヨーグルトダイエットとは、ヨーグルトを摂取して行うダイエット方法です。
ヨーグルトダイエットには主の5つの方法があります。
- 毎食後にヨーグルトを食べる方法
- 朝食にヨーグルトを食べる方法
- 夜食にヨーグルトを食べる方法
- 温めたヨーグルトを食べる方法
- ヨーグルトを使用した2日間のプチ断食方法
このように、ヨーグルトダイエットは一つの方法ではなく、様々な方法があります。
そのため、体調ややりやすさに合わせて選ぶことも可能となっています。
なお、ヨーグルトに含まれている乳酸菌とカルシウムは、食前・食後によって吸収率が変わるため、①~③の方法については少しずつ意味合いが変わってきます。
このことについては下記に詳しく記載しています。
まとめ
ヨーグルトは、スーパーなどで手軽に手に入れることができる食材ですから、「今日からダイエットをしよう!」と思い立ったらすぐに行うことができます。
さらに、工夫次第で食感や味を簡単に変えることができるのも、ヨーグルトダイエットを続けやすい秘訣かも知れません。
また、最近は様々な種類のヨーグルトが販売されていますので、その日の体調に合わせて選んでみるのも楽しいと思いますよ。
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