黒豆ダイエットの効果とやり方!痩せない場合は?
日常の食事で黒豆を食べる方はあまりいらっしゃらないのではないかと思いますが、今、この黒豆を使った黒豆ダイエットが人気となっています。
しかし、黒〝豆〟と名がつくことから、豆類であることはわかるものの、黒豆がどういった食べ物なのかいまいちよく知られていませんよね。
第一に、どうしてダイエットによいのか、謎に感じる方も多いと思います。
そこで今回は、黒豆ダイエットについて調べてみました。
黒豆ダイエットのやり方やその効果、実際に黒豆ダイエットにチャレンジした方の口コミなどをご紹介したいと思います。
黒豆ダイエットとは?
黒豆ダイエットは、お隣の国・韓国でブームとなったダイエット方法です。
韓国人男性のチョンジュヨンさんは、元は100kgを超えていた肥満だったのですが、黒豆ダイエットによって4ヶ月後には半分の54kgにまで激減して大きな話題となり、日本でも紹介されました。
「短期間でそれほど痩せられるということは、黒豆ダイエットって黒豆以外食べてはいけないような、過酷な食事制限を伴うダイエットなのでは?」と思うかも知れませんが、黒豆ダイエットは置き換えダイエットではありません。
黒豆ダイエットは、一日で決められた量の黒豆を食べるダイエット方法です。
そのため、空腹によるストレスを抱えることも、苦手な運動に取り組む必要もありません。
カロリーや糖質は?
黒豆のカロリーは、100グラムあたり289kcal、糖質は30.7gです。(調味料を加えずに、お湯で煮て作る黒豆のカロリーや糖質です。)
参考資料:黒豆カロリー:カロリーSlism
黒豆ダイエットの効果!なぜ黒豆で痩せられるのか?
黒豆には、他の食材と比べてアントシアニンというポリフェノールが多く含まれており、このアントシアニンには脂肪の吸収を阻害する働きがあるため、ダイエットに効果的だと言われています。
また、黒豆にはアントシアニン以外にも食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消や、食事に取り入れることで満腹を得やすくなり、食事の量を自然と減らすことができます。
さらに、便秘が解消すると血流がよくなるので、肌の調子を整える美容効果も期待できますが、同時に黒豆に含まれる大豆イソフラボンの抗酸化作用によっても肌の老化を抑えてくれるので、美肌効果がより高くなります。
黒豆ダイエットのやり方!
黒豆ダイエットのやり方は、水に漬け込んでふやかした黒豆を、食べる前に15分ほど蒸します。
そしてそれを摂取していく方法が基本となります。
食べるタイミングは?
一日に70gの黒豆を食事の前や食事中、間食などに食べるだけです。
黒豆だけ、を食べるわけではなく、黒豆以外にも食事を摂って構いませんが、栄養バランスの摂れた食事をすることが大切です。
また、間食が習慣になっている方は、間食を黒豆に置き掛えるのがよいでしょう。
黒豆を摂ることで痩せられる理由は、上記にも記載していますが、その他にも食物繊維が豊富に含まれているため、食事の前や食事中に摂ると満腹になりやすくなり、自然と食べる量を減らすことができます。
黒豆ダイエットを始めてどのくらいで効果が出るの?1か月はかかる?
黒豆ダイエットを始めてどのくらいで効果が出るのか知りたいですよね。
1ヵ月はかかるのでしょうか?
黒豆ダイエットの効果が出る期間には個人差があります。
元々の体重や身長によっては、ダイエットを始めてもなかなか効果が出ないケースもありますし、黒豆ダイエットと並行して他のダイエットを行ったり、軽い食事制限や適度な運動を取り入れていれば、それだけ痩せやすくなりますよね。
そのため、あくまでも参考としてですが、実際に黒豆ダイエットを行った人の体験談を調べてみたところ、黒豆ダイエットブームの火付け役となったお笑い芸人・安田大サーカスのHIROさんは、1ヶ月で20㎏の減量に成功したそう。
ダイエット前のHIROさんは100㎏を超える体重だったので、体重が落ちやすかったこともありますが、それにしてもすごい数字ですよね。
HIROさんのように20㎏減るかは別として、黒豆ダイエットはまずは1ヶ月続けてみるのが良さそうですね。
黒豆ダイエットのポイントと黒豆の選び方や煮方
黒豆ダイエットは、食事制限も運動も必要のない手軽なダイエット方法ですが、ちょっとした工夫を取り入れることでダイエット効果を高めることができます。
そこでここでは、黒豆ダイエットを行う際のポイントをご紹介したいと思います。
黒豆ダイエットのポイント
毎日黒豆を70g食べる黒豆ダイエットは、いくら黒豆が好きな方でも飽きがきやすいダイエット方法と言えます。
そのため、黒豆を煮て食べるだけではなく、様々な味付けや調理法にチャレンジしてみましょう。
同じ食材を使っていても、見た目や味、食感に変化があることで飽きずに長く続けることができます。
黒豆の選び方
黒豆を選ぶ時は、次のことに注意してみましょう。
①粒が揃っているもの
②サイズが大きいもの
③表面にツヤがあるもの
④皮が割れていないもの
また、品質の安全を考えるなら、国産のものを選ぶのがよいでしょう。
産地によっても味が違うため、黒豆ダイエットをしながら産地別の味の違いを楽しんでみるのもよいかも知れませんね。
ダイエット用の黒豆の煮方(砂糖なしの水煮)
1.黒豆を洗って、水に5時間ほど浸けておきます。
2.鍋に黒豆と水を入れ、中火にかけたらアクをとり、沸騰させないように注意しながら5分ほど煮ていきます。
3.ざるで濾して完成です。
保存方法
乾燥黒豆の場合・・通気性のよい袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
煮豆の場合・・1~2日であればタッパーに入れ冷蔵庫に、それ以上保存したい時は冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
黒豆ダイエットは、市販で売っている黒豆煮でもOK?
黒豆ダイエットは、市販で売っている黒豆煮でもOKなのでしょうか?
黒豆ダイエットは、黒豆を食べるたびに乾燥した黒豆を煮る手間がありますよね。
この作業が面倒で黒豆ダイエットをするか悩んでいる、という方も多いようです。
そのような時は、市販の黒豆煮を使えば自分で煮る手間が省けるので良さそうですが、市販の黒豆煮は砂糖が多く使われていることが多く、ダイエットには不向きと言えます。
黒豆ダイエットでは、食べるのは必ず黒豆煮でなければならないわけではありません。
摂取カロリーを抑えるなら市販の黒豆煮ではなく、乾燥した黒豆をそのまま食べるのがよいかも知れませんね。
もし、乾燥した黒豆は硬くて食べにくいのであれば、蒸し黒豆や水煮を選ぶとよいでしょう。
蒸し黒豆や水煮は砂糖で煮た黒豆煮よりも味が淡泊ですが、摂取カロリーを大幅に落とすことができますよ。
既に加工された甘い黒豆でもダイエットには良いの?
既に加工された甘い黒豆でもダイエットには良いのでしょうか?
こちらも、砂糖が入っている時点でダイエット向きとは言えません。
黒豆に含まれているダイエットに良い成分は摂れるものの、それ以上に摂取カロリーが高くなってしまうので、反対に太りやすくなってしまいますね。
黒豆ダイエットで太ってしまったという方の中には、市販の甘い黒豆を利用して失敗しているケースも多いので、甘い黒豆は黒豆ダイエットには使わないようにしましょう。
黒豆ダイエットの口コミや体験談
黒豆ダイエットの口コミや体験談が気になります。
黒豆ダイエットに限らず、どのようなダイエットでも始める前には「本当に効果があるの?」と不安になるもの。
実際にダイエットを経験した方の口コミや体験談を知ることができれば、色々と参考になりますよね。
そこでここでは、黒豆ダイエットの口コミや体験談を集めてみました。
痩せた人の口コミ
「テレビ番組で黒豆ダイエットを知り、家族全員が便秘症だったので私、夫、子どもの3人で始めてみました。3人とも便秘が解消されて嬉しかったのですが、夫は2週間で3㎏、子どもは1ヵ月で3㎏痩せました!このダイエットは効果があると思います」
「黒豆ダイエットをして3ヵ月で14㎏痩せましたよ。黒豆は腹持ちがいいので、食事の量を無理なく減らせたのがダイエット成功の理由だと思います」
「市販の黒豆煮はカロリーが高いと聞いたので、私は蒸した黒豆を使ってダイエットをしています。3ヵ月で10㎏痩せました。今まで色々なダイエットをしてきましたが、こんなに結果が出たのは初めてなのでびっくりです」
「6㎏痩せました!ダイエットは今まで色々やっていましたが、ここまではっきりと効果が出たのは黒豆ダイエットが初めてです!」
「2ヵ月で3㎏の体重減少です。黒豆を食べるだけではなく、食事の栄養やカロリーにも気を付けていましたが・・。ダイエットは成功したし、肌の調子が良くなったので良かったです」
効果がない人の口コミ
「便秘が改善され体調は良くなりましたが、体重は特に変わらず・・。便秘の分だけでも痩せるかなと思いましたが、私の場合は変化なしでしたね」
「体重は変わりませんでしたが、便秘解消効果は間違いありませんでした。便秘が解消されたおかげで肌の調子が良くなったので、私はこれからも続けたいと思っています」
「母と一緒にダイエットを始めて、母は1ヶ月で2㎏落ちましたが私は変化がありませんでした。母曰く、元々太っている人の方が結果は出やすいのかも、とのことです」
黒豆ダイエットにおすすめのレシピ3選
黒豆ダイエットにおすすめのレシピ3選をご紹介します。
黒豆ダイエット成功のコツは、黒豆に食べ飽きしまいこと。
いつも同じ味だと食べ飽きしてしまい、ダイエットを続けるのが難しくなってしまいますよね。
黒豆の味に飽きてきたら、こちらのレシピを参考にしてみて下さい。
韓国式・蒸し黒豆の作り方
材料
・黒豆200g
作り方
黒豆を水で洗います。水を2~3回替えながら優しく丁寧に洗って下さい。
黒豆を洗ったら、黒豆の倍量の水(今回は400g)に浸け、一晩置きます。
翌日、ふやかした黒豆を蒸し器で15分ほど蒸して完成です。
蒸す時間は黒豆の種類などによって変わるので、様子を見て足りないようでしたら長めに蒸して下さい。
ポイントやコツ
黒豆は皮が破れやすいので、洗う時はゴシゴシと擦らず、下から掬いあげるようにしましょう。
黒豆の皮にはダイエットに良い成分が多く含まれているので、なるべく皮が破れないように注意して下さい。
参照URL:https://marron-dietrecipe.com/health/health_kuromamediet.html#recipe_01
蒸し黒豆ダイエットのやり方
蒸し黒豆ダイエットは、煮た黒豆を食べるのと同様に、一日70gの蒸し黒豆を食べるダイエット方法です。
蒸し黒豆は、煮た黒豆よりも黒豆の栄養が逃げないので、よりダイエット効果が高まると言われています。
上記動画の作り方を参照にして、是非作ってみましょう。
黒豆の炒り豆(黒豆茶の作り方つき)
材料
・黒豆150g
作り方
黒豆を水に浸けて1時間ほど置きます。
1時間が経ったら黒豆の水気を切り、鍋で乾煎りしましょう。
目安は水分が飛んで、皮が弾けるくらいです。
乾煎りが終わったら、耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、その上に黒豆を並べます。
レンジで3分加熱し、一度取り出してかき混ぜたら、もう一度3分レンジで加熱しましょう。
取り出して黒豆を味見して、カリッとしていたら完成です。
足りなければ黒豆の様子を見ながら、再度レンジで加熱して下さい。
ポイントやコツ
完成した黒豆をコップに15粒ほど入れ、上から熱湯を注げば黒豆茶の完成です。
お茶を飲んだ後は黒豆も食べて下さいね。
また、今回の手順で作った炒り豆はそのまま食べても、ご飯に混ぜて食べたりしてもOKですよ。
参照URL:https://cookpad.com/recipe/472971
煎り黒豆ダイエットのやり方
煎り黒豆ダイエットは、水で戻した黒豆を炒ったものを、一日70g食べるダイエット方法です。
そのまま食べてもポリポリとした食感でおやつのように食べられますが、様々な料理に加えて頂くのがお勧めです。
また、煎り黒豆にお湯を注いで黒豆茶として飲んでも美味しいですよ。
酢漬け黒豆
材料
・黒豆300g
・穀物酢600㏄
作り方
黒豆を水で洗い、ザルで水気を切った後、フライパンで乾煎りします。
皮が割れてくるまでしっかりと炒めましょう。
黒豆の粗熱が取れたら、密閉式の保存ビンに入れます。
この後、黒豆を穀物酢に浸しますが、水分を含むと膨れるので黒豆はビンの1/3程度までに入れるようにします。
次に穀物酢を注ぎますが、ビンの2/3程度の高さまでにしましょう。
1~2日経つと黒豆が酢を吸うので、その都度ひたひたになる程度まで酢を足して下さい。
ビン一杯まで黒豆が膨らんだら、冷暗所に1週間置き、ザルにあげて酢を切って完成です。
ポイントやコツ
フライパンで黒豆を炒る時は油はひかないこと。
穀物酢はメーカーなどによって糖質の量が違うので、糖質が少なめのものを選んだ方がダイエットによいでしょう。
参照URL:https://marron-dietrecipe.com/health/health_kuromamesutsuke.html#recipe_01
酢漬け黒豆ダイエットのやり方
酢漬け黒豆ダイエットは、酢に漬けた黒豆を食事のたびに大さじ一杯程度(5~10粒ほど)を摂るダイエット方法になります。
食事制限は特に行う必要がなく、基本的には酢漬け黒豆を食べるだけでOKなのですが、酢黒豆を食べる分あらかじめ食事の量を減らすか、カロリーを抑えたものにするのがよいでしょう。
また、食事の最初の方に酢漬け黒豆をよく噛んで食べることで満腹感を得て、食事の量を無理なく減らすことができます。
さらに、黒豆を漬けている酢にもダイエット効果があるので、酢漬け黒豆を食べる時には酢を利用してドレッシングなどにし、サラダにトッピングすると酢と黒豆を両方摂取することができます。
なお、酢漬け黒豆ダイエット成功者の中には、酢黒豆を一食の置き換えにしている方も多くいます。
朝食、昼食、夕食のどれかを酢黒豆だけにするのですが、それではお腹が空きやすいため、ヨーグルトにかけて食べる方法を実践していました。
これだと、忙しい朝でも気軽に朝食代わりに摂ることができますし、ヨーグルトの効果でお通じの改善効果も期待でき、ダイエットによさそうですよね。
ただし、栄養が不足する恐れがあるため、置き換えは長期間行わない方がよいでしょう。
黒豆ダイエットで痩せない場合の原因と対処法
黒豆ダイエットは、黒豆を一日70g(乾燥している状態。実際には煮てふやけるため200g程度になります)食べるだけの簡単なダイエット方法。
韓国人男性が毎日黒豆を食べ続けて100㎏から54㎏まで減量したことで、一躍日本でも有名になりました。
先述の通り、黒豆だけを食べる置き換えダイエット方法ではなく、あくまでも一日70gの黒豆を食べるだけでOKなので、基本的には食事制限などの必要はありません。
黒豆に含まれるアントシアニンや食物繊維などの成分の働きによって、痩せやすい体質に変えていくのが目的となります。
しかし、黒豆ダイエットで痩せた方の口コミを見てみると、黒豆を食べることでお腹がいっぱいになり食事を減らしたとか、間食に黒豆を食べるようになったらそれまで食べていたお菓子を食べなくなったなど、食生活に何らかの変化が起こった上で体重が落ちていることがほとんどです。
言い換えれば、これまでと同じ食生活を続けている状態で黒豆を食べても、ダイエット効果はそれほど期待できないというわけです。
そのため、黒豆ダイエットで痩せない場合は、黒豆以外に食べている食事の量が多すぎる可能性があります。
黒豆ダイエットは食事制限をする必要はないものの、黒豆をしっかりとよく噛んで食べることで満足感を得て、食事の量を無理なく減らすことがダイエット成功の鍵と言えるでしょう。
まとめ
黒豆ダイエットは、事前に水で戻したり煮る・炒るなどの作業が必要となりますが、ダイエットとしては減量に成功している方が多い方法のため、「短い期間で痩せたい」と思っている方はチャレンジしてみる価値のあるダイエット方法と言えます。
ただし、より高いダイエット効果を得たいからと言って、一日に食べる量を70g以上に増やしてしまうと、お通じがよくなりすぎてしまったり、体調の変化があったりと思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。
いくら体によいと言われているものでも、過剰摂取はいけませんので、黒豆ダイエットを行う時は必ず「一日70g」という摂取量を守るようにして下さい。
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