太ももなどのセルライトの原因と除去方法やつぶし方!
何気なく、お風呂上がりに鏡で自分の後ろ姿を見たら、「え・・?何これ・・?」とその目を疑ってしまう出来事に遭遇。
さらによく見ると、皮膚がボコボコと盛り上がっている箇所があり、指で触ってみてもやっぱりスベスベには程遠い手触り・・。
いわゆる、セルライトです。
どうしてこんなものが私の体に!?とショックを受けてしまいますが、そもそもセルライトがどのようなものか、どうしてできるかをご存知ですか?
多くの女性が悩んでいると言われているセルライトですが、その実態や解消法については案外知られていないもの。
そこで今回は、セルライトについて詳しくご紹介したいと思います。
セルライトとは?
セルライトとは、脂肪に老廃物が結合し大きな塊となったものを言います。
主に、太ももやお腹、お尻、二の腕にできやすく、成人女性の8割はセルライトがあるとも言われています。
見た目がデコボコとしていることから、欧米では「オレンジピールスキン(オレンジの皮のような皮膚)」と呼ばれて、美容の大敵とされています。
また、皮膚の表面がデコボコする現象にはセルライトの他に肉割れや妊娠線はありますが、これらはセルライトとは根本的に違うものと考えます。
どちらも体重の増加が原因となりますが、肉割れや妊娠線は、皮下組織が皮膚の膨張についていけないため亀裂が入るものです。
そのため、一度できてしまうと色が赤紫色から肌色になることはあっても、消えることがありません。
一方のセルライトは、解消することができます。セルライトができやすい人の特徴!
セルライトは、通常の脂肪よりも固く、一度できてしまうとなかなか落とすことができません。
そのため、セルライトは作らないようにするのが大切なのですが、それではセルライトができやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。
①むくみやすい、冷え症
むくみやすい人や冷え症の方は、リンパ液の流れが悪いため、老廃物の排出が滞ってしまいやすいのでセルライトができやすいと言われています。
②食生活が乱れている人
ファストフードやコンビニで食事を済ませることが多い人は、栄養が偏りがちで、特に脂肪が付く原因となる糖質や脂質を多く摂る傾向にあります。
③たばこを吸う
たばこに含まれているニコチンには、血液やリンパ液の流れを悪くする働きがあるため、代謝が落ちて脂肪がつきやすくなったり、老廃物の排出が上手くいかなくなってセルライトができやすいと言われています。
④運動をしない
運動をする習慣のない人は、摂取したカロリーが消費されにくいので脂肪がつきやすくなり、血液やリンパ液の流れが悪いので老廃物が脂肪を結びつきやすくなります。
⑤ハイヒールを好んで履く
ハイヒールは締め付けが強いため、血行不良やリンパ液の流れを阻害します。
また、同様に矯正下着のような体を締め付けるものを着用している場合も、セルライトができやすくなると言われています。
セルライトの種類!
セルライトは、できてしまった原因によって4つの種類に分けることができるのをご存知でしょうか。
種類によって解消の方法や難易度が異なるため、まずは自分のセルライトがどの種類にあたるのかを把握しておくことが大切でしょう。
脂肪型セルライト
セルライトの中で最も多いのがこの「脂肪型セルライト」です。
年齢を問わず、若い方からできやすいため大半はこのタイプとも言われています。
脂肪が増えたことが原因で起こるため、ダイエットで食事や運動を管理したり、マッサージを施すことで比較的解消しやすいセルライトとなっています。
浮腫型セルライト
浮腫とは簡単に言うとむくみのこと。
脂肪型セルライトに次いで多い原因と言われており、代謝の低下によってリンパ液の流れが悪くなり、老廃物が溜まってしまうことで起こります。
女性は冷え症に悩まされる方が多いですが、特に足の場合、筋肉が少ないことで血液やリンパ液を心臓へ送り返す力が弱いため、血流が悪くなって体が冷えてしまいます。
セルライトを解消するには、新陳代謝を活発にして血流をよくすることが大切なので、適度な運動や睡眠、バランスのとれた食事を行うようにしましょう。
繊維化型セルライト
セルライトが、皮膚を指でつまんだりねじったりしなくても見える状態になっている方は、繊維化型セルライトの可能性があります。
線維化型セルライトは、脂肪やむくみが原因で起こったセルライトを長期間放置したために起こるもので、セルライトの中でも比較的稀なタイプと言われています。
しかし、繊維化型セルライトになってしまうとセルフケアで解消することは不可能に近く、エステやサロンへ行ってセルライトを除去する専門のマシンを使用しないと取り除くことができません。
筋肉質型セルライト
筋肉質型セルライトは、以前運動をしていた方が運動をしなくなった場合に起こると言われています。
セルライトの中でも一番珍しく最も除去しにくいタイプとなっています。
セルライトができる仕組みとしては、筋肉の上に脂肪がつくことで皮膚が押し上げられデコボコとしてしまいます。
線維化型セルライトと同様に、セルフケアで解消することが難しいためエステやサロンへ行く必要があります。
また、セルライトはできてしまってからの時間の経過によって
- 「軟化セルライト」と
- 「硬化セルライト」
に分けることができます。
セルライトの初期の段階が軟化セルライトで、時間が経過してしまったものが硬化セルライトとなりますが、硬化セルライトは軟化セルライトと比べて解消が難しくなっています。
そのため、セルライトはできるだけ早いうちに解消することが大切になります。
何もしなくてもセルライトが目に見える硬化セルライトに対し、軟化セルライトは皮膚を押したりねじったりすることで見えるセルライトですので、入浴の時などチェックを兼ねてセルライトの有無を確認してみましょう。
軟化セルライトは、多くの場合マッサージやダイエットなどで解消することができます。
セルライトができる5つの原因
セルライトができる原因は、主に次の5つと言われています。
1.老化によるもの
年齢を重ねると代謝が悪くなり太りやすくなりますが、脂肪がつきやすくなることだけがセルライトの原因ではありません。
代謝が落ちるというのは筋肉量が低下することですから、筋肉が少なくなることでその上にある皮下脂肪を支えることができなくなり、たるみが生じて血管らリンパ管を圧迫することでセルライトができやすくなってしまいます。
2.運動不足によるもの
適度な運動していないと筋肉量が減って代謝が悪くなり、脂肪がつきやすくなります。
その脂肪を放置したままにしておくと、老廃物と結びついてやがてセルライトになってしまいます。
3.ストレスの蓄積によるもの
人はストレスを感じると血管が収縮するため、血液の流れが悪くなります。
慢性的にストレスを抱えていると、血行不良が常時起こるため、老廃物を排出する働きが衰えセルライトができやすくなってしまいます。
4.食生活の乱れによるもの
高カロリーな食生活は、それだけ体に脂肪を溜めやすくなってしまいます。
また、過度のアルコール摂取を行うとアルコールを排出する際に体内の水分が大量に使われるため、体がむくみやすくなることからセルライトの原因となってしまいます。
5.女性ホルモンの乱れによるもの
女性ホルモンの分泌に乱れが生じると、体が冷えたりむくみやすくなることでセルライトができてしまいます。
特に、生理前になると多く分泌されるプロゲステロンは、元々体内に水分を溜めこむ働きがあることから、セルライトの生成に関わっていると言われている女性ホルモンです。
セルライトを解消し除去する基本的な方法
できてしまったセルライトをセルフケアで解消する方法をご紹介します。
足裏を指圧マッサージ
1.親指を中に入れてグーの形を作ります。
2.親指以外の4本の指の第二関節で、足裏を押すようにマッサージします。
3.足裏の指からかかとにかけて、指で押すように10往復しましょう。
4.両方の親指をあてて、外から土踏まずに向かって3ラインを10往復します。
5.真ん中のくぼみの部分を両方の親指で少し強めに押し、10秒キープします。
6.5を5回繰り返しましょう。
7.人差し指の第一関節と第二関節を曲げ鍵状にしたら、足裏の真ん中のくぼみからかかとの内側に少し強めに押しながら流すようにマッサージをします。
8.鍵状の指で内くるぶしの下から上を流すようにマッサージします。これを10回繰り返します。
9.同様に外くるぶしも10回行います。
ふくらはぎや膝のリンパマッサージ
1.床に座り、片膝を立てます。
2.立てた足の足首から太ももの裏を5回擦ります。
3.反対の足も同様に行います。
4.膝を立てた足を外側に倒し、足首から太ももの付け根まで、絞るようにマッサージを行います。
5.反対の足も同様に行います。
6.立てた足のふくらはぎを、軽くくぼませた手で音が鳴る程度強く叩きます。
7.反対の足も同様に行います。
お尻やせリンパマッサージ
1.お尻を手の平全体で上から下、下から上へと擦ります。
2.お尻に力を入れるとできるくぼみ部分に、親指で押しこむようにしてツボ押しを行います。
3.仙骨の外側のツボも押しましょう。
4.尾骨の下のツボは、あまり強く押さずに優しく押しましょう。
5.足の付け根にあるツボも押しましょう。
6.手を太ももの裏に密着させたら、擦り上げるようにしてマッサージをします。
7.指でつまみ上げるようにしてお尻の肉をマッサージします。
8.最後に、お尻を軽く叩いて終了です。
お風呂でマッサージ
時間短縮のため、お風呂ではなくシャワーで済ます方も多いと思いますが、実はお風呂は一日の中で最もセルライト除去に適した時間です。
と言うのも、体の芯から温まることで血行がよくなり、老廃物や脂肪の排出が活発になるからです。
さらに汗をかくことでも老廃物の排出を促すことができます。
そして、マッサージを行う際のオイルやクリームの代わりにボディソープや石けんなどが使えることもお風呂の特権と言えるでしょう。
本格的なマッサージは面倒という場合は、脂肪を揉み解すローラーを使用すると手軽に行えるのではないでしょうか。
セルライト除去は1日では行えません。
毎日継続することが大切なので、まずはお風呂にしっかりと入り、マッサージやローラーを使ってみることから始めてみましょう。
気になる太もものセルライトをつぶす方法
足の中でも、特に気になるのが太もも。太さもそうですが、セルライトがあると恥ずかしくてミニスカートやショートパンツが穿けませんよね。
そんな太もものセルライトをつぶす方法をご紹介したいと思います。
足全体のリンパマッサージ
1.オイルやクリームなどを塗って、マッサージしやすい状態にしておきましょう。
2.足の指をよく揉み解したら、足の甲も骨に沿って念入りにマッサージしましょう。
3.次は、足裏の真ん中から左右に放射状に流すようにマッサージをします。
4.かかとから指先までしっかりと行いましょう。
5.ふくらはぎのマッサージを行う前に、体を前に何度か倒して血行を促進しましょう。
6.左足を折り曲げ、左手を膝の上に置いたら、右手の親指でふくらはぎを下から上で擦り上げます。
7.足の前の骨の外側を両方の親指で、下から上に押しながらマッサージします。
8.足の前の平らな骨も同様にマッサージします。
9.ふくらはぎのマッサージが終わったら、膝裏を指で押すようにリンパ液を流します。
10.膝の上の骨に沿うように、親指でマッサージをします。
11.一度、足首から膝まで指で擦りましょう。
12.太ももは、内側から外側に指全体でなぞるようにマッサージをします。
13.再度、足首から太ももまでを手の平で擦り上げましょう。
14.同様に、右足も行って終了です。
スクワット
1.お尻が入るくらい、足を開きます。
2.つま先を少し外側に向け、膝もつま先と同じ向きにします。
3.お腹に少し力を入れて凹ませ、目線は遠く、膝は伸ばし切らないで少し曲げた体勢からスタートです。
4.膝を90度に曲げ、床と太ももが水平になるように腰を落とします。この時、後ろの椅子に腰掛けるイメージを持つとよいでしょう。
5.呼吸は止めず、腰を落とす時に吸って上がる時に吐きます。
6.膝が前に出過ぎたり、上体が前に傾かないように注意しましょう。
7.1日おき、10回3セットを目安に行いましょう。
セルライトクリーム
セルライトクリームには、脂肪を分解したり血行を促進する成分が含まれているため、セルライトをつぶす効果が期待できます。
ただし、クリームを塗って終わりというわけではなく、マッサージなどでリンパを刺激することが大切です。
また、セルライトクリームには今あるセルライトを除去するだけではなく予防する効果もありますので、ボディクリームの代わりとして使用してもよいでしょう。
オリーブオイルでマッサージ
オリーブオイルには、抗酸化作用に優れたビタミンEが豊富に含まれていることから、セルライトができる原因の老化を防止することができます。
また、肌に何もつけないでマッサージをするよりもオイルを塗った方が、指の滑りがよくなり肌への負担を軽減することができます。
セルライトを予防する方法
セルライトは、できてしまってから解消するよりも、できる前に予防することがとても大切です。
では、セルライトを予防するにはどのような方法があるのでしょうか。
十分な睡眠をとる
質のよい睡眠は、セルライトの予防に大きな効果があります。
睡眠が満足にとれないと、自律神経やホルモンのバランスが崩れ、冷え症やむくみ、ストレスなどの原因となってしまいます。
有酸素運動
適度な運動をすることで、代謝に必要な筋肉がつき、脂肪を燃焼させてセルライトを防止することができます。
とは言え、ジムなどでハードな筋トレを行う必要はありません。毎日気軽に続けることができるウォーキングなど、負荷が少ないものを選んでまずは続ける習慣を身につけましょう。
糖分・脂質を摂り過ぎない
糖分や脂質は、摂りすぎるとそれだけ脂肪の蓄積になり太りやすくなってしまいます。
主にお菓子やインスタント食品などに多く含まれているため、摂りすぎないように注意しましょう。
セルライト除去にエステは効果的か?予算はいくら?
軟化セルライトはセルフケアでも除去することが可能ですが、硬化セルライトの場合はセルフケアでは除去が難しいため、エステに通って落とす必要があります。
この場合、セルライトを落とす部分や通う回数によっても価格が異なりますが、全身痩身コースで20~30万円ほどが相場と言われています。
とは言え、セルライトの数などによってはこれよりも前後する可能性が十分に考えられます。
各エステサロンでは、体験コースを設けていたり、お試し価格で施術が受けられるキャンペーンなどを展開していることもあるので、まずはホームページなどでチェックしてみてはいかがでしょうか。
セルライト除去にエステを選ぶ時のポイントと注意点
セルライト除去のためエステに行こうと思っても、どのエステを選んだらよいか悩んでしまいますよね。
そのような時は、次のポイントに注意してエステ選びをしてみましょう。
1.どのような施術でセルライトを除去するのか
専用の機械を使うのか、エステティシャンによる揉み出しを行うのかによって得られる効果が違うため、必ず確認しましょう。
2.無理のない料金設定かどうか
セルライトの除去は一度で終わりません。何度も通うことになるのですが、回数が増えればそれだけ料金が高くなってしまいます。
自分の懐事情をよく考慮して、無理のない料金かどうか見極めましょう。
3.通いやすいかどうか
駅からすぐ、自宅から通える範囲内かどうかは、エステに通い続けるモチベーションに反映されます。
通うのが面倒で途中で止めた、なんてことにならないようにしましょう。
セルライト除去におすすめのグッズ!
一度できてしまうと、なかなか除去することが難しいと言われているセルライト。
毎日コツコツとマッサージを続けることが欠かせませんが、今回はそんなセルライト除去に一役買ってくれる、お勧めのグッズをご紹介したいと思います。
ReFa CARAT
深くつまみ上げるようにマッサージをすることで、セルライトの分解を促進し、太ももを引き締めます。
また、ソーラーパネルから光を取り込み、微弱な電流を流すことで、血行促進や新陳代謝のアップが期待できます。
URL:https://www.mtgec.jp/shop/g/g9151901001/
セルローラー
表面の突起がセルライトのある部分をしっかりと捉え、分解を促してくれます。
価格が安いのに効果がある!と口コミでも評判のグッズです。
セルライトは放っておいても大丈夫?危険性はないの?
セルライトは放っておいたからといって、それが何かの病気に繋がるというわけではありません。
しかし、ダイエットを頑張って体重が落ちても、セルライトがある部分だけは変わらず太いままなので、気持ちとしてはとても厄介な存在と言えるでしょう。
また、セルライトは出来始めこそ手で絞るようにしないと見えないですが、なにも手立てをせずに放置しておくと、どんどんと増大し、そのうち手で絞らなくても目に見えるようになります。
セルライトはその見た目から「オレンジピール(みかんの皮)」と呼ばれ、凸凹がとても目立つので、セルライトのある部分は肌を見せて歩けなくなるなどの支障が起こるでしょう。
そのため、セルライトはできるだけ作らない生活を心掛け、万が一できてしまった場合は早い段階で対処をすることが大切になります。
まとめ
いかがでしたか?
セルライトは、見た目だけではなく健康も害する恐れがあるため、見つけたら早めに除去してしまいしょう。
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