脳科学ダイエットで我慢しないで無理なく痩せる!
ダイエットで痩せられないのは、自分の意思が弱いせいだ。
このように考えてしまう方は少なくないと思います。
しかし、食べたいのを我慢するとそれがストレスになって、結果的に食欲が増してしまうことはありませんか?
ダイエットのために食事の量を抑えているのに、そのことが原因でより一層食べたい気持ちが強くなってしまうのです。
これでは、思うようにダイエットを進めていくことはできませんよね。
そこで大事になってくるのが、脳のコントロールです。
つまり、「食べちゃいけない」とむやみやたらに自制するのではなく、脳科学の観点からダイエットを行う必要があるということ。
ダイエットに関する思い込みを捨て、無理なく痩せることができる方法を知ることで、今までよりずっとダイエットが楽になります。
そこで今回は、初耳の方もまだまだ多い、脳科学ダイエットのやり方をご紹介します。
脳科学ダイエットって何?
脳科学ダイエットとは、通常のダイエットのように食事制限をして摂取カロリーを抑えたり、運動で消費カロリーを増やすダイエット方法ではありません。
そのため、基本的には食事制限も運動を行う必要がないと言えるでしょう。
具体的なやり方は後述していますが、簡単に言うと「太らない脳」を作るために思考や考え方の癖などを改めていく方法になります。
食べる・食べないなどの食欲は自分が自分の意思でコントロールしている、と思っている方が多いですが、実際には脳が司どっています。
極端な食事制限によって体に必要な栄養が足りなくなれば、脳はそれを飢餓状態と察して強力な食欲を起こして、食物を摂取させようとするため、この強い食欲に意思だけで立ち向かうのはなかなかの困難と言えるでしょう。
しかし、脳の特徴をよく理解することで、食欲のままに暴飲暴食してしまうのを防ぐことができます。
これが、脳科学ダイエットになります。
脳科学ダイエットの著者「久賀谷亮」さんってどんな人?
久賀谷亮先生は、日本で精神薬理の研究に携わった後、アメリカへ渡り、脳科学研究や精神医療に関わった経歴を持つ医学博士です。
現在、日本とアメリカ両方の医師免許を持っていますが、アメリカにて「TransHope Medical」を開業し、そこで最先端の治療を取り入れた診療を行っています。
今回、ご紹介している脳科学ダイエットの著書である「無理なく痩せる脳科学ダイエット」を始め、「最高の休息法」や「脳から身体を治す」など、多数の本を出版しており、精神医学の世界的権威です。
脳科学ダイエットの効果やメリット
脳科学ダイエットは、マインドフルネス(瞑想)を利用したダイエット方法になります。
瞑想と言われると、宗教的な意味合いや、何となく「信じがたいもの」というイメージを持つ方も多いですが、スティーブンジョブスを始め世界的なトップ企業の頂点に立つ人物や、海外セレブ、有名アスリートなどがこぞって取り入れている方法です。
マインドフルネスを簡単に言うと、今のこの瞬間に100%の意識を注ぐこと。
例えば、せっかく目の前においしそうなご飯があるにも関わらず、頭の中は明日の仕事のことや、今日起こった人間関係の躓きなどに支配されていて、食事に集中できていないことってありませんか?
マインドフルネスでは、目の前のことにだけ意識を向けることで、集中力を高めたり、ストレスが軽減される、意思が強くなるなど、数多くのメリットを得ることができます。
脳科学ダイエットのやり方!
脳科学ダイエットのやり方は簡単で、どちらも食事の前に行います。
ここでは、具体的なやり方をご紹介します。
ボディスキャン
①背もたれから背中を離し、浅く椅子に座ります。

②手のひらを上にして左の太ももに置き、ふくらはぎや足の裏がどのような状態かを把握します。(意識を向ける)
③右足も同様に行い、最後にお腹に意識を向けます。
お腹がどれくらい減っているか、内臓はどんな動きをしているかをよく観察しましょう。
④呼吸を整え、心を落ち着かせます。①から④の流れを5分ほどで行います。
食前セレモニー
①食べ物を観察・想像する
食材がどこから来たのか、味付けはどんな感じだろうかなどを観察、想像してみましょう。
②空腹具合を評価する
現時点で空腹の具合が、10段階の中の何段階くらいかを考えてみましょう。
③食べ物を見る・匂いを嗅ぐ
食べ物をよく観察してみます。
また、見たり匂いを嗅ぐことで体がどのような変化をするかも確認してみましょう。
④なぜ食べたいのかを考える
どうして食事をするのか、前の食事からどれくらい時間が経っているかなどを考えてみましょう。
脳科学ダイエットを成功させる2つのポイント
脳科学ダイエットに必要な2つのメソッド、ボディスキャンと食前セレモニーをしっかりと行っても、食事中に気が緩んでしまったら、ダイエットが失敗しやすくなってしまいます。
そこでここでは、脳科学ダイエットを成功させるための、食事中に意識したい2つのポイントをご紹介します。
①テレビやスマホを見ながら食事をしない
料理にどのような食材が使われているのか、またその料理の作り方などに意識を向けることで、ドカ食いや早食いを防いで脳も満足する食事をすることができます。
しかし、テレビやスマホなどを見ながらの食事では料理や食材に意識が向かず、脳が満足する食事ができなくなってしまいます。
②正しい姿勢も大切
崩れた姿勢では意識も散漫しやすくなり、ダイエットの成功が遠ざかってしまいます。
ピンと背筋を張りすぎる必要はありませんが、背中が丸くなったり、足を崩して座るなどは止めましょう。
脳科学ダイエットを行う上での注意点
脳科学ダイエットは、ボディスキャンや食前セレモニーを行うだけでみるみる体重が落ちるダイエットではありません。
大切なのは、食材と向き合うことで、ながら食べや早食いなどを防ぎ、結果的はそれまでの食事の量よりも少ない量で満足感を得ることです。
つまり、脳科学ダイエットを行っているから、食欲を十分にコントロールできるはずと、食べ過ぎていては意味がないというわけです。
しかし、その一方で加賀谷先生は、「日本人は自分に厳しすぎる傾向にある」とも言っています。
ダイエット中、甘い物を食べてしまうと強い罪悪感に駆られてしまいますが、先生曰く、たまに甘い物を食べてもいいとのこと。
あくまでも大事なのは、食べる前や食べている時にその食材としっかりと向き合い、心から満足感を得ることにあります。
もちろん食べ過ぎはいけませんが、自分の中の欲求から逃げずに向き合うことで、「いくら食べても満たされない」気持ちが落ち着き、結果的にはダイエットによい効果をもたらすとのことです。
脳科学ダイエットの口コミ
・テレビで脳科学ダイエットというものを見て、早速始めてみました。約2週間の実践でマイナス2㎏です。三食普通に食べていますが、以前に比べて「アレもコレも食べたい」という欲求が本当に減ったのは驚きです。少ない量でも満足できるのがこのダイエットのポイントなんだろうと思います。
・食べ過ぎてしまうのは満たされない気持ちが原因とテレビでやっていました。確かに頷ける部分があるなぁ、と。
・今まで欲望のままに食べていたけど、これからは「この料理はどんな食材が使われているのかな」とか「食材はどこからやってきたのか」と考えながら食べてみようと思う。確かにそう考えるだけで、すぐに箸をつける無意識の習慣はなくせそう。
まとめ
脳科学ダイエットは、つい食べ過ぎてしまう気持ちを無理なく抑えることができるダイエット方法です。
ダイエット中はどうしても食欲に負けそうになってしまいますが、その食欲に打ち勝つのではなく、上手にコントロールすることで、食生活そのものを見直すことができるようになります。
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