太らない時間に食べて痩せる体内時計ダイエットのやり方!
食事制限をしてもなかなか痩せられないのは、「食べる量をもっと減らすべき」だからではなく、「食べる時間」に問題があるからかも知れません。
むしろ、食べる時間を選ぶと、食べて痩せることが可能になることもあるようです。
今回はそんな夢のような話が現実として起こる、体内時計ダイエットについて調べてみました。
体内時計という言葉は一度くらいは聞いたことがあるかも知れませんが、詳しくはよくわからない人も多いですよね。
そこでここでは、体内時計ダイエットの効果ややり方、お勧めのメニューなどをご紹介したいと思います。
そもそも体内時計って何?
体内時計とは、時計遺伝子によって一日を24時間周期で過ごす体の機能です。
概日リズムとも言われ、人間以外の動物にも備わっています。
朝になると目が覚め夜になると眠くなるのは、体内時計の働きによるもので、この他にもホルモンの分泌や血圧、体温の調整など、体のあらゆる機能を司っています。
なお、人間の場合は体には約60億個の細胞が存在していますが、その一つ一つに時計遺伝子が組み込まれており、脳にある視交叉上核という部分から一斉に信号が送られて、同じ時間を刻んでいます。
また、体内時計は正確には24時間ではなく、25時間とも24.2時間とも言われており、そのままでは一日24時間のサイクルと少しずつズレが生じてきてしまいます。
このズレを直すためには太陽の光を浴びることと、食事が大切だと言われています。
体内時計ダイエットとは?
体内時計ダイエットとは、体内時計を意識したダイエット方法になります。
前述した通り、私達の体には体内時計が備わっていて、一日24時間のサイクルで動いていますが、内臓も同じでこの体内時計に合わせて働いており、一日3食決まった時間に食事をすることで逆に体内時計を整えるのにも役立つと言われています。
とは言え、内臓は24時間フルタイムで働いているわけではなく、休息時間を設けています。
そのため、それぞれの内臓の活動量が増える時間帯に合わせて食事をすることで、食欲をコントロールしたり、必要以上に糖質や脂質を摂らない食生活を送れるようになります。
特に30代に入ると、単純に食事の量を減らしただけでは痩せにくくなりますが、体内時計を無視した食事を行っていると、空腹によるストレスの反動で暴飲暴食をしてしまい、結果的に余計太ってしまう・・と言った悪循環に陥りかねません。
体に備わった従来のメカニズムをしっかりと把握することで、無理なく食事を調整して痩せ体質に近づけるのが、体内時計ダイエットの目的と言えるでしょう。
体内時計ダイエットの効果やメリット
一般的にダイエットには、「食事の量を減らす」「カロリーの少ないものを食べる」などのイメージがあると思います。
ダイエットはこれまで、このように食事制限をして摂取カロリーを減らすか、運動をして消費カロリーを増やすかのどちらかの方法が多くとられてきましたが、体は常にカロリー不足の状態は心身に大きなストレスを与えてしまうため、ダイエットに失敗したり挫折してしまう方が多くいました。
しかし、体内時計ダイエットでは、無理な食事制限や過度の運動を行う必要はありません。
一日3食、しっかりと食事をしながら痩せることができるので、ストレスが掛からず、長期的に継続が可能となっています。
一時的に食事制限などで痩せても、食事の量を元に戻してしまえばすぐにまた太りやすくなってしまいますが、体内時計ダイエットではリバウンドの心配がありません。
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体内時計ダイエットのやり方
早起きをして1時間以内に朝食を摂ると、時計遺伝子の働きが活発になり、ズレの生じた体内時計がリセットされる仕組みとなっています。
そのため、まずは朝は決まった時間に起きて、起床から1時間以内に食事をする習慣をつけることが大切です。
そして、それぞれの内臓の働きが高まる時間に合わせた食事を摂りましょう。
例えば、朝は有害物質の解毒や糖質、脂質、たんぱく質の代謝を行う肝臓の働きが活発になるため、昼食や夕食に比べて多少脂っこいものやカロリーの多いものを食べてもよいとされています。
昼食の場合は、12~14時に胃の働きが活発になるので、たんぱく質など消化しにくいものをメインで食べても問題ありません。
そして夕食時は老廃物の排出作用のある腎臓の働きが盛んになるので、塩分の多い和食を食べても、腎臓が水分(尿)とともに排出してくれる効果が期待できると言われています。
体内時計ダイエットにおすすめのメニュー例
体内時計ダイエットでは、一日3食の食事の内容がとても重要になります。
そこでここでは、体内時計ダイエットにお勧めのメニューをご紹介したいと思います。
朝食
・パン

・サラダ
・ベーコン
・玉子焼き
・スープ
・ヨーグルト
朝食は油分を摂っても消化されやすいため、ベーコンなどガッツリしたものを食べても構いません。
また、糖質や脂質をエネルギーに変えることで、脳や体が活動しやすくなるため、パンやご飯などの炭水化物も摂るようにしましょう。
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昼食
・ご飯
・ハンバーグ
・スープ
・野菜
胃の働きが活発になるため、たんぱく質を意識して摂取しましょう。
たんぱく質は皮膚や髪の元となるだけではなく、筋肉を作る働きを持っているので、適度に摂取することで筋肉量を維持して基礎代謝を保つことができます。
ハンバーグ以外にも鶏のから揚げや豚の生姜焼き、焼き魚もお勧めです。
また、納豆には植物性のたんぱく質が多く含まれています。
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間食
・ナッツ類
・ドライフルーツ
どうしても間食がしたい時は、ナッツ類やドライフルーツなど糖質が少なく食物繊維が多いものを摂るのがよいでしょう。
また、カカオの含有量が高いチョコレートも、糖質が少なくて食物繊維が多いのでお勧めです。
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夕食
・雑穀米
・味噌汁
・焼き魚
・お浸し
夕食時は肝臓の働きが低下しているため、糖質や脂質の多いものを食べてしまうと脂肪に変わりやすくなってしまいます。
そのため、ご飯の量を減らししたち白米よりも食物繊維が多い雑穀米や玄米に変えるなどの工夫が必要です。
野菜がたくさん入った味噌汁やお浸しなど、野菜を中心にしたメニューを作るとよいでしょう。
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脂肪がつきにくい時間帯はいつ?
一日の中で、15~17時頃は膵臓からインスリンが分泌される量がピークになります。
インスリンには糖質をブドウ糖に分解して細胞に運ぶ働きがあるため、この時間帯は甘い物を食べても太りにくい、つまりは脂肪がつきにくいと言われています。
食べる量に気を付けるのはもちろんですが、ダイエット中とは言えどうしても甘い物が食べたくなる時もありますよね。
そのような場合は、15~17時の間に適量を摂るようにしましょう。
なお、これとは逆に22時以降は糖質や脂質を脂肪として溜め込む働きをする遺伝子が活性化すると言われているので、夜遅くに甘い物を食べるのはダイエット中は厳禁です。
体内時計ダイエットのポイントや注意点!
体内時計ダイエットでは、毎日決まった時間に食事を摂ることで体内時計のズレを補正することができると言われていますが、仕事などで食事の時間が一定ではない方も多くいますよね。
特に夕食は、残業などでその日によって時間がまちまちということも多いでしょう。
食事の時間が遅くなってしまうと、それだけ食べた物を脂肪として溜め込みやすくなるので、そのような時は夕方におにぎりなどの分食を行うのがお勧めです。
そして、帰宅後に野菜サラダや具沢山の味噌汁、焼き魚などを食べるようにする(この時ご飯は食べない)と、空腹によるストレスを回避し、食べ過ぎを防ぐことができます。
体内時計ダイエットの効果とお勧めのやり方メニュー!のまとめ
体内時計ダイエットは、不規則な生活で乱れがちな体内時計のズレを修正し、内臓の働きに見合った食事を行うことで痩せやすい体質を手に入れるダイエット方法です。
無理な食事制限の必要がなく、一日3食しっかり食べることができるので、ストレスがなく続けやすいダイエット方法と言えるでしょう。
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