胆汁酸ダイエットの効果と口コミ!
胆汁酸ダイエットは、日本テレビ系「世界一受けたい授業」にて紹介されてから、その知名度がグングンと上昇中のダイエット方法です。
名前だけ聞くとどういったものかよくわかりませんが、胆汁酸ダイエットは厳しい食事制限や激しい運動をする必要がないので、ダイエットしたいけれどお腹が減ったのを我慢するのは嫌という方や、運動が苦手な方や運動をする時間の都合がつかない方でも気軽に始められるダイエット方法となっています。
でも、食事制限も運動もなしでどうやって痩せるのか、ちょっと不思議ですよね。
そこで今回は、胆汁酸ダイエットについて調べてみました。
胆汁酸ダイエットのやり方や効果はもちろんのこと、胆汁酸ダイエットでは外すことのできない“腸もみマッサージ”の方法も詳しくご紹介したいと思います。
胆汁酸って何?その特徴や働きは?
胆汁酸ダイエットのやり方や効果をご紹介する前に、まずは胆汁酸というものが何なのか気になりますよね。
胆汁酸とは、胆のうという臓器から小腸に分泌される消化液のことを言います。
消化液という通り、食べ物の消化を助ける働きがあるのですが、中でも胆汁酸は食べ物に含まれる脂質が腸管壁に付着するのを防ぐだけではなく、体の必要な部分に効率よく脂質が吸収されるのを助ける作用があります。
日本では熊の胆のう(熊胆)を昔から薬に用いており、世界的に見ても動物の胆のうを万能薬として使用している国も多いと言われていますが、近年は脂質の消化・吸収を助ける働きだけではなく、脂肪燃焼を促す働きもあることが研究でわかってきました。
胆汁酸ダイエットとは?
胆汁酸ダイエットとは、古くなった胆汁酸の排出を促し、新しい胆汁酸を産生することで基礎代謝をアップさせるダイエット方法になります。
上記の通り、胆汁酸には腸内の脂質の消化や吸収を促進する働きがあります。
しかし、便秘など腸内環境の悪化が起こると、本来は常に体外へと排出されるはずの胆汁酸が残ってしまうことがあります。
腸内に胆汁酸があると、新しい胆汁酸は生成されなくなりますが、古い胆汁酸は脂質の消化や吸収能力が衰えているため、脂肪が燃えにくくなり太りやすくなってしまうのです。
そのため、痩せやすい体を作るには胆汁酸の排出を促す必要があるのですが、それを食べ物で行うのが胆汁酸ダイエットになります。
胆汁酸ダイエットの効果
胆汁酸は、肝臓でコレステロールを原料に作られています。
食事をすると、食べ物に含まれる脂質は高濃度で小腸へと流れ込んでくるため、そのままにしておくと腸壁に油がこびりつき、腸の働きを妨げてしまうことになります。
この油のこびりつきを排除するのが胆汁酸です。
そのため胆汁酸は「腸菅のせっけん」とも呼ばれています。
また、胆汁酸は肝臓と筋肉、褐色脂肪細胞の3つのポイントで脂質の代謝を活性化させることで、エネルギーの消費が増え、痩せやすい体を作ると言われています。
さらに最近は、痩せるホルモンと呼ばれているGLP-1の分泌を促す働きを持っていることもわかってきており、胆汁酸には脂肪の燃焼をアップする効果も期待できると言われています。
胆汁酸ダイエットのやり方
胆汁酸ダイエットの方法はとても簡単で、古くなった胆汁酸の排出を促す働きのある食べ物を摂るだけ。
ダイエットにつきものと思われている食事制限や運動を行う必要はありません。
また、これにプラスして腸もみと呼ばれるマッサージをするのもよいと言われています。
腸もみと言っても、本当に直接腸をもむわけではなく、目が疲れた時に目の周囲を指で押したり、肩を揉んだりするのと同じように、お腹の上から腸をもむマッサージのことを言います。
食べ物と腸もみを行うことで、より古くなった胆汁酸の排出が促進され、痩せやすい体を作ることができます。

古い胆汁酸を排出する腸もみマッサージのやり方
腸もみマッサージのやり方
①椅子に浅く腰掛けます。
②足を軽く開きます。
③両手の指をおへその下3㎝くらいのところに差しこみます。
この時、あまり深く差しこまないようにしましょう。
④大きく息を吸い、吐きながら上半身を前に倒します。倒す角度はお腹に差しこんだ手首がふとももにあたるくらいまでです。倒し過ぎたり、倒し足りないことのないようにしましょう。
⑤そのまま指先を時計周りに3回回します。
⑥息を吸いながらゆっくりと上半身を起こします。
腸もみマッサージは、血行がよくなっているお風呂上がりに行う他にも、トイレに行って便座に座った時や寝る前に行うと効果的と言われています。
胆汁酸ダイエットを効果的にする食品は?その効果も!
まいたけ
きのこ類全般に食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整えてお通じを改善する働きがあり、古くなった胆汁酸の排出にも効果があると言われていますが、きのこの中でもとりわけまいたけがお勧めと言われています。
まいたけにはMXフラクションという成分が含まれており、このMXフラクションに胆汁酸の排出を促す作用があると言われています。
杜仲茶
杜仲茶に含まれるアスペルロシドという成分には、胆汁酸の排出を促す作用だけではなく分泌を促進する働きもあると言われています。
また、この他にも脂肪の蓄積を抑える働きのあるクロロゲン酸や、お通じの改善に役立つゲニポシド酸など、腸内環境を整えてくれる成分も含まれています。
大麦
食物繊維がごぼうの20倍も多く含まれている大麦も、胆汁酸の排出を促す効果が期待できる食材と言われています。
大麦入りのご飯を毎日食べた方の内臓脂肪が1割減ったという研究データもあるそうです。
胆汁酸ダイエットの口コミ
・杜仲茶にはデトックス効果があると聞き、飲み始めました。まだ飲み始めて2ヶ月ほどですがお通じもよくなり、蓄積した脂肪が燃えたのか、少しずつ体重が落ちています。
・一時期ダイエットのために杜仲茶を飲んでいましたが、なくなってしまったのでそのまま飲まずに生活していたら、食べた分だけどんどんと太り始め、焦ってまた杜仲茶を飲んでいます。杜仲茶を飲むとお通じがスムーズでむくみがなくなります。
・まいたけにダイエット効果があると聞いて食べ始めました。まいたけを食べているだけでは体重は落ちませんでしたが、そこにちょっとだけ運動をプラスしたところ体重が減りました。
・大麦を混ぜたご飯を食べるようになったら、これまで何をしてもダメだった便秘が改善されました。お通じがよくなるとお腹のポッコリがなくなるだけじゃなく、体が軽くなって「運動しよう」という気持ちになります。これからも大麦ご飯を続けながら、少しずつ脂肪燃焼効果を高めていきたいと思います。
胆汁酸ダイエットで痩せない場合の原因と対処法
胆汁酸ダイエットとは、古くなった胆汁酸の排出を促してくれる食材を摂りながら、腸もみを行ってお通じの改善を図るダイエット方法です。
腸もみと言っても実際に腸を揉むことはできないので、お腹の上から腸を刺激して行います。
胆汁酸ダイエットのダイエット方法はたったこれだけなので、食事制限や運動が苦手という方にも取り組みやすいダイエットとして注目されています。
しかし、胆汁酸ダイエットを行った方の口コミなどを見てみると、実際に「体重が落ちた」「見た目が変わった」などの変化があったのは、胆汁酸ダイエットにプラスして自己管理で食事制限をしたり、運動を行った場合のようです。
胆汁酸ダイエットのみを行って、お通じが改善した方や体が軽くなったように感じた方は一定数いらっしゃいますが、それ以上の効果を求めているなら、食事制限や運動を行うのがよいでしょう。
とは言え、極端に食事の量を減らしたり、ハードに運動を行う必要はありません。
食事は腹7~8分目におさえる、通勤の際に一駅分歩くなど、自分ができる範囲で工夫してみるのがよいでしょう。
まとめ
胆汁酸ダイエットは、胆汁酸の排出を促す働きのあるまいたけ、杜仲茶、大麦を摂りつつ、腸もみマッサージを行うダイエット方法になります。
食事制限がつらい、運動が苦手という方でも気軽に行えるダイエット方法ではないかと思います。
ただし、いくらまいたけや大麦を積極的に食べているからといって、糖質や脂質の多い食事をしていれば効率よく痩せることができませんよね。
極限まで食事を節制する必要はありませんが、「見た目がすっきりと変化するくらいの成果を得たい」場合は、野菜を中心とした規則正しい食生活を行い、食事の量を腹7~8分目に留めておくなど、ある程度の努力も必要ではないかと思います。
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