温泉ダイエットの効果的なやり方と消費カロリー!
日本人が大好きな温泉。
非日常の世界にリラックスをして、体だけではなく心の芯からぽかぽかと温かい気持ちになりますが、温泉にもしダイエットの効果が期待できるとしたら嬉しくないですか?
今回は、女性ならぜひ知っておきたい、温泉ダイエットのやり方についてご紹介したいと思います。
効果のある入浴法や温泉の消費カロリーなど、ダイエット目線で見る温泉のあれこれをご紹介したいと思います。
温泉ダイエットとは?
温泉ダイエットとは、温泉に入るダイエット方法になります。
日本は世界でも有数の温泉保有国で、温泉地の数は3,000ヶ所以上、源泉の数は27,000ヶ所以上に及ぶと言われています。
どこに住んでいても、規模の大小はあるにせよ、そう遠くない場所に温泉があるのが日本です。
そのため、幼い時から温泉に慣れ親しんでいる人も多く、温泉は日本人とってそこに当たり前にある存在と言えるでしょう。
そんな親しみを感じる温泉ですが、温泉に行くとなると多くの方は日ごろの疲れを癒すためや、泉質による効能・効果を得るため、つまりは健康目的が殆どだと思います。
しかし、温泉は入り方次第ではダイエットにも有効になり、一石二鳥どころか一石三鳥の効果が期待できます。
消費カロリーは?
温泉に入ると、体が温まり、どんどんと汗をかきますよね。
温泉から上がった後に体重を計るとちょっと減っていたりすることもあります。
しかし、温泉のダイエット効果は汗をかくことではありません。
汗をかいて体重が落ちるのは、単に体の水分が減ったためで、水分を摂ればすぐに元に戻ってしまうもの。
もちろん、この時に体重を増やしたくないからと言って水分を摂るのを止めてはいけません。
脱水症状になってしまいますからね。
それなら、どうして温泉でダイエットができるのだろう?と思うと思いますが、実は温泉に入るだけでも体はカロリーを消費します。
例えば42度の温泉の場合、10分程度の全身浴をするだけで80㎉ものカロリーを消費すると言われています。
ジョギングを10分程度行うとちょうど80㎉ほどの消費カロリーが見込めるため、それと同じだけのカロリーを温泉に入るだけで消費することができます。
温泉ダイエットのやり方
温泉ダイエットのやり方はとても簡単で、温泉に入るだけでOKです。
通常は、好みの湯温の湯船に浸かって、体の疲れをとるのではないでしょうか。
肩まで浸かることを全身浴と言いますが、上記でもご紹介した通り、42度のお湯に10分全身浴をすると80㎉ほどのカロリーが消費されます。
また、40度のお湯であれば10分全身浴をすると40㎉ほどのカロリー消費が見込めます。
ダイエットのためには、やや高い湯温での全身浴がお勧めですが、熱い温泉が好みじゃない方や湯あたりを起こしやすい方もいますよね。
そのような場合は無理をせず、自分の好みに合わせて温泉に入るようにして下さい。
ダイエットに効果的な温泉の入り方
①高温反復入浴法
温泉に入る15分ほど前に水分補給をした後、42度ほどのやや熱い温泉に何度も入る入浴方法になります。
具体的には、温泉に入る前にかぶり湯をした後、42度の温泉に3~5分全身浴をし、上がって3~5分休み、再び42度の温泉に入る、上がって休む、また入るという流れを3セットほど繰り返して行います。
②半身浴
全身浴とは異なり、胸から下だけを温泉に浸けて入浴する方法です。
この入浴方法は心臓に負担が掛かりにくいので、ぬるめのお湯(38度程度)に長時間浸かることができます。
お湯の温度は低いものの、体の表面ではなく芯からじんわりと温めることができます。
温泉ダイエットのポイント
温泉と一口に言っても、日本全国、様々な泉質があり、泉質によって得られる効能や効果が違います。
そこでここでは、ダイエット効果が期待できそうな泉質をご紹介したいと思います。
塩化物泉
塩分が多く含まれる温泉で、舐めてみると塩辛いのが特徴です。
塩分が多い分、湯冷めしにくく、温泉から上がった後も体のぽかぽかが長時間継続するので、その分カロリーの消費量も増えやすくなります。
二酸化炭素泉
二酸化炭素の含有量が多く、温泉に入ると肌に泡が付くのが特徴です。
二酸化炭素を取り込むと、血液が酸素不足になることから巡りを早くして全身の血行がよくなります。
同時にリンパ液の流れもよくなるので、むくみの解消や冷え症の改善など役立ちます。
硫黄泉
ゆで卵のような匂いが特徴の温泉です。
硫黄泉に含まれる硫化水素ガスには血管を拡張させて血液の流れをよくする効果があるため、代謝が上がってデトックス作用や便秘解消作用が期待できます。
温泉ダイエットの注意点
温泉ダイエットを行う時は、水分補給を十分に行うようにして下さい。
その際、汗と一緒に体のミネラルも失われてしまうことから、水よりもスポーツドリンクなどのミネラルが含まれるものを摂取するのがよいでしょう。
また、せっかく温泉で体を温めたのに冷たい飲み物を飲んでしまうと、体が冷えて血液の巡りが悪くなってしまいます。
飲み物を摂るなら、冷たい物よりも常温の方がお勧めです。
さらに、水分は温泉に入っている間はもちろんですが、入る前、上がった後にも十分に摂るようにしましょう。
一気にごくごくと飲むよりも、こまめに飲んだ方が吸収が高まり、脱水症状を防ぐことができます。
温泉ダイエットの効果
①基礎代謝の向上
私達の体は、意識をしていなくても生きるために呼吸をしたり、心臓を動かしたり、内臓が常に働いています。
このような活動を生命活動と呼びますが、生命活動を行うには必ずカロリーが消費されており、これを基礎代謝と呼んでいます。
基礎代謝は主に筋肉を増やすことで増えると言われていますが、それと同じくらい大切なのが体温です。
体温が1度下がると基礎代謝は10%落ちると言われており、これとは逆に体温が1度上がると基礎代謝は12~13%も向上すると言われています。
このようなことから、温泉に入って体の芯からしっかりと温めることで体温が上がることで、基礎代謝がアップし、カロリーの消費が増えます。
②ストレスの緩和
ストレスを感じると、脳内の幸せホルモンと言われているセロトニンの分泌量が増えます。
セロトニンはトリプトファンという成分を原料に作られますが、トリプトファンは脂質を多く含む肉類や乳製品に含まれているため、脂っこいお肉やミルクたっぷりのコーヒーなどが飲みたくなります。
また、脳はストレスを緩和するために脳の唯一のエネルギー減である糖質を摂取しようとするため、糖質が多く含まれるお菓子やケーキなどが欲しくなってしまうのです。
これらは俗に言うストレス太りの原因なのですが、温泉にはストレスを緩和する効果があるため、ストレスを解消することで、暴飲暴食などを防いでダイエットに役立ちます。
③発汗作用
汗として排出された水分は、体重の増減にカウントすべきではありませんが、汗をかくこと自体はダイエットにおいてはとてもよいことです。
なぜなら、汗には体の老廃物が含まれており、排出することで血液やリンパ液の流れがよくなり、新陳代謝が活発になるからです。
まとめ
温泉ダイエットは、温泉でリラックスをしながらダイエットもできる方法になります。
ただし、間違った方法で行うと脱水症状を始め、体調を壊す原因にもなるので、必ず正しい方法で行い、体調がよくない時には行わないようにしましょう。
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