お風呂ダイエット方法と消費カロリーや痩せた口コミは?
お風呂に入ることでダイエット効果がある、と言われたらどうでしょうか?
「食事制限や運動をしなければいけないダイエットは避けたいけど、お風呂に入るだけでダイエットができるならやってみたい」と思いますよね。
そこで今回は、お風呂ダイエットをご紹介したいと思います。
なぜお風呂に入ってダイエットができるのかという理由の他にも、顔・お腹・足別の部分痩せの方法についてもご紹介していますので、是非一度ご覧頂けたらと思います。
お風呂ダイエットとは?
お風呂ダイエットとは、お風呂の入り方を少し工夫することで、消費カロリーを高めるダイエット方法です。
とは言え、お風呂の中で運動をする必要はありませんので、どなたでも気軽に行うことができます。
よく「忙しいから」という理由で、毎日シャワーで済ます方がいらっしゃいますが、湯船にきちんと浸かるだけでもダイエット効果を得られると言われています。
お風呂ダイエットの消費カロリーは?
これはその人の体重や入った時間によっても変わってきますが、一般的には以下の式で計算が出来ます。
風呂に入る時の消費カロリー計算方法
数字で注意することは時間の値です。
単位が時間(h)なので15分は15÷60=0.25
15分の入浴時間は、0.25時間です。
目安を計算するだけなのである程度分かればいいのです。
運動強度(メッツ)の見方
運動強度(メッツ)は、安静時(横になったり座って楽にしている状態)を1とします。
お風呂に入った時の運動強度は、安静にしている時の1.5倍のエネルギーを使います。
なので、入浴は1.5メッツとなります。
体重50kgの人が15分入浴した場合の計算
消費カロリー(kcal)=1.05×運動強度(1.5メッツ)×運動時間(0.25h)×体重(50kg)
消費カロリーは19.6Kcal
体重50キロの人が、お風呂に15分入るだけで19.6Kcalが消費されます。
その上で、より効率よくカロリーを消費する方法を行うのがお風呂ダイエットです。
お風呂ダイエットの効果やメリット!なぜ痩せるの?
お風呂に入るだけのお風呂ダイエット。
手軽で誰でもすぐに実践できるダイエット方法ですが、どうしてお風呂に入るだけでダイエットはできるのでしょうか?
お風呂ダイエットの効果やメリットを調べてみました。
むくみ解消
下半身は心臓から遠く、重力によって血液やリンパ液の流れが悪くなりやすい部位のため、むくみが起こりやすいですよね。
湯船に浸かると水圧がかかるので、血液やリンパ液の流れが良くなります。
下半身のむくみが解消されることで、全身の血液やリンパ液の巡りが良くなり、細胞への酸素や栄養の供給、老廃物の排出が促されます。
代謝アップ
お湯に浸かって体の芯から温めることで体温が上がると、基礎代謝が上がって痩せやすくなります。
体温が1℃上昇すると基礎代謝は13%も上がると言われているので、冷えを解消して代謝アップを目指しましょう。
食欲を抑制する
ストレスなどで自律神経が乱れると、交感神経優位の時間が長くなり、睡眠の質が下がります。
そうすると、食欲を増進させるグレリンというホルモンの分泌が増え、食欲が増加してしまいます。
一方で、お風呂にゆっくりと浸かると副交感神経が優位になり、睡眠の質も向上します。
質の良い睡眠を摂ると食欲を抑えるレプチンというホルモンが分泌されるので、空腹を感じにくくなり余計な食べ物を食べなくなります。
お風呂ダイエットが成功させる7つのコツ!
お風呂ダイエットを成功させるには、普通に入浴していてもあまり意味がありません。
交感神経を上手く働かせるように入浴をするのがポイントとなりますが、どうすればよいのかよく分かりませんよね。
そこで、お風呂ダイエットに効果的な入浴方法を調べてみました。
① まずは半身浴を1分
41℃の熱めのお湯に浸かり、半身浴をします。
ゆっくりと体を沈めてリラックスしましょう。
② 次に肩まで2分浸かります
半身浴が終わったら、肩までしっかりと体を沈めましょう。
熱さに慣れてきていると思いますが、ここでも無理はせずにゆっくりと浸かります。
2分継続しましょう。
③ 5分休憩する
2分使ったら湯船から出て、5分休憩します。
体や頭を洗って過ごしましょう。
④ 肩まで3分浸かります
再び湯船に入り、しっかりと肩までお湯に浸かって3分過ごしましょう。
ここでもリラックスを心がけるようにして下さいね。
⑤ 5分休憩する
湯船から出て休憩をします。
先ほど頭を洗ったら、今度は体を洗うなどして過ごしましょう。
⑥ 肩まで3分浸かります
最後の入浴になります。
しっかりと肩まで浸かって汗を流しましょう。
⑦ クールダウン
湯船から出て心身の興奮を鎮めましょう。
お風呂ダイエットでおすすめの6つの入浴方法
お風呂ダイエットの入浴方法は1つではありません。
様々な入浴方法があり、自分にはどの方法が合っているのか見極めることも大切になります。
また、いつも同じ入浴方法では飽きてしまうので、たまに違う入浴方法を試してみるのもよいでしょう。
そこで、お風呂ダイエットの6つの入浴方法とやり方をご紹介します。
全身浴
・お湯の温度は40℃くらい
・肩までお湯にしっかりと浸ける
・時間は10分がよい
半身浴
・ややぬるめ(37~38℃)のお湯に、胸より下を浸けて入る
・20分~30分ほど入る
・本を持ち込んだり、キャンドルを灯したり、音楽を聞くなど、自分がリラックスできる方法を試してみる
高温反復浴
・42~43℃の熱いお湯に入る
・全身浴を3分
・続いて湯船から出て5分休憩
・再び全身浴を3分
・湯船から出て休憩を5分とる
・全身浴を5分行って終了
中温半身用
・39~40℃のぬるめのお湯に入る
・最初に15~20分お湯に浸かる
・湯船から出て休憩を10分とる
・再び湯船に浸かるが、好きな時間でOK
333入浴法
・41~42℃の熱めのお湯にまずは3分肩まで浸かる
・湯船から出て3分休憩する
・再び3分入浴する
・湯船から出て3分休憩
・最後にもう1度3分浸かって終了
正座浴
・両足の指先を合わせて、くるぶしが湯船の底につくような形で正座をする(通常の正座とは少し違うので注意)
・膝を拳2個分開き、両手は鼠径部に置く
・背筋を伸ばして90秒キープ
お風呂ダイエットは何℃のお湯に何分入浴するのがおすすめ?
これまでご紹介した通り、お風呂ダイエットと一口に言ってもやり方は様々にあります。
そのため、何℃のお湯にどのくらい入浴しているのが良いのか、ダイエットをする方の体質や好みなどによって変わります。
ただし、カロリーを消費するには「熱めのお湯に浸かる→休憩する」という入浴方法が、最も効果があると言われています。
42~3度の熱めのお湯の場合、長い時間浸かっているのが危険です。
3~5分までとし、お風呂に入る前はもちろんのこと、湯船から出た後にも水分の補給を行うのが良いでしょう。
これに対して、37~38℃くらいなら20分くらい浸かって、じっくりと体を温めるのが良いと言われています。
ぬるめのお湯でも汗をたくさんかくので、休憩時には水分補給を行うようにして下さい。
太もも痩せするお風呂ダイエットのやり方
お風呂に入るとむくみが解消されるので、足がすっきりとしますが、より足を引き締めたいという場合は、足痩せエクササイズを行ってみましょう。
足痩せエクササイズは、湯船の中で足をバタバタと動かすだけなのでとても簡単です。
泳ぐ時のイメージを持つとわかりやすいと思います。
バタ足をして疲れたら、指で押してマッサージをしましょう。
足首から太ももに掛けてのリンパを流すように行うと、さらに効果的です。
美脚と下半身引き締めエクササイズで太もも痩せも
①湯船に浸かった状態で片足を伸ばし、片手でつま先を掴みます。
②次に、浴槽のへりに両手をついて体を浮かせ、両足でお湯をかくように動かします。
③さらに湯船の端に座り、両足を底につかないように上げて交互に動かしましょう。
お腹痩せするお風呂ダイエットのやり方
お腹を重点的に絞りたい、という方は、湯船の中で腹筋を鍛えるエクササイズをしてみましょう。
1.両膝を立てて湯船の中で座ったら、両腕を浴槽の底につけます。
2.その姿勢から、両足を上げ、膝を胸に寄せる→伸ばす、を繰り返しましょう。
お腹痩せにハイドロセラピーエクササイズもおすすめ
①湯船の端に腰を掛け、右足を左足に乗せて組みます。
②両手を胸の前で組み、ゆっくり息を吐きながら、左肘を右膝にかけ5呼吸。余裕があれば、肘で膝を押すように負荷を掛けてみましょう。
③反対側も同様に行います。
④左右5回ずつを目安に繰り返して行います。

小顔になるお風呂ダイエットのやり方
お風呂ダイエットでは、入り方にさらなる工夫をすることで部分痩せも行うことができます。
ここでは、小顔になるお風呂ダイエットのやり方をご紹介します。
1.顔がすっぽり入るビニール袋を用意し、目の部分をくりぬいておきます。
2.その袋を被ったまま湯船に浸かり、「あ、い、う、え、お」と口を動かします。
袋を被ると、中の湿度が上がりサウナ状態となることで、顔の脂肪を効率的に燃焼させます。
ただし、息苦しいと感じるようなら無理はしないようにしましょう。
お風呂ダイエットにおすすめのマッサージのやり方!
①片方の手を挙げ、もう片方の手で脇の下に指をあて、くぼみをくるくると円を描くように刺激します。
②反対側の脇も同様に行いましょう。
③次に、片方の手首をもう片方の手で掴み、そこから肘に向かってさすり上げます。
④さらに、もう一度手首に戻ってワシ掴みにし、そのまま雑巾を絞る要領で内回し、外回しで各5回ずつマッサージを行います。
⑤③~④を反対側の腕も行います。
⑥今度は足のマッサージを行います。
両手で片足首を持ち、そこから膝に向かって表、裏をさすり上げます。
この時、両手の指で骨の脇を押すようにするとよいでしょう。
⑦膝裏は大きいリンパ節があるため、少し強めの力で指で押します。
⑧それから太ももを鼠蹊部に向かってさすりましょう。
⑨最後に鼠蹊部を指で押して、溜まったリンパ液を流して終了です。
なお、リンパマッサージをする時は、下から上へ流すのが基本になります。
何度も繰り返して同じ部位をさする時、下に戻る手は手や足に添えず、離して戻すようにして下さい。
添えたまま戻してしまうと、せっかく上に流したリンパ液を下に戻してしまうことになるため注意しましょう。
お風呂ダイエットにおすすめのストレッチのやり方!
お勧めのストレッチその1
①浴槽に膝を立てて座ります。
②ゆっくりと上半身を右にひねりながら、両手で浴槽の側面に触れ、そのまま10秒ほどキープします。
③元の体勢に戻ったら、今度は左側に動揺にひねり、10秒キープしましょう。
体をひねっている時は、お尻や足の裏が浮かないように注意して下さい。
お勧めのストレッチその2
①浴槽に膝を立てて座ります。
②片足を持ち上げ、膝を伸ばした状態で浴槽の縁にかけます。
③そのまま30秒ほどキープして、ふくらはぎをしっかりと伸ばします。
④逆の足も同様に行いましょう。
お勧めのストレッチその3
①浴槽に座り、両手を底に突いて体を支えながら両足を持ち上げます。
②膝を伸ばして、両足を左右交互に交差させるのを繰り返しましょう。
お風呂ダイエットにおすすめの入浴剤は?
お風呂ダイエットの効果を高めるなら、用途別に入浴剤を選ぶのがよいしょう。
そこで、お風呂ダイエットにおすすめの入浴剤をご紹介します。
デトックス効果をアップさせたいなら
楽天ランキング入浴剤部門、楽天ランキングバス用品、楽天ランキング炭酸入浴剤部門ベストバイで1位を獲得した入浴剤です。
重曹が毛穴に詰まった汚れや皮脂を洗い流し、疲労回復や安眠、冷え症の改善などに効果があります。
発汗を促すなら
トウガラシ成分・ショウガ成分・ヨモギエキス・海藻エキスと4つの成分が、体を芯からしっかりと温め、発汗を促します。
気分に合わせて種類が選べる4種類入り12包入りです。
URL:http://www.hakugen-earth.co.jp/products/bathlab/412.html
温泉気分が味わえる
有機ゲルマニウムにトウガラシエキス、塩がたっぷりと入っています。
温泉の独特の匂いがするので、温泉に来た気分になれてリラックスできます。
また、塩の引き締め効果も期待できますよ。
URL:https://www.ishizawa-lab.co.jp/geruma/
脂肪分解酵素配合
炭酸のパチパチと弾ける感覚が面白い入浴剤です。
とろみがついたお湯になり、保温効果がアップします。
ゲルマニウムやトウガラシエキスなど、発汗作用を促す成分も含まれています。
URL:https://www.bison.co.jp/products/bakkanto.html
リラックスしたいなら
心身の緊張を和らげる働きのあるラベンダーが配合された、ドイツシェア№1を誇るクナイプの商品です。
ゆったりとリラックスすることで自律神経の乱れを改善し、ダイエット効果を高めてくれます。
URL:https://www.kneipp.jp/bathsalt/lavender.html
お風呂ダイエットのポイントと注意点
お風呂ダイエットは、湯船にきちんと浸かることで体温を上げ、代謝を高めたり、老廃物の排出を促すダイエット方法になります。
普段、忙しいことを理由にシャワーで汗を流す程度の方は、体の表面は温まってはいるものの内部は冷えたままのため、体温が低い状態であることがよくあります。
体温は1度上がると基礎代謝が12~13%上がると言われているので、お風呂に浸かるだけでもダイエット効果が期待できます。
ただし、お風呂ダイエットは、心臓の弱い方や高血圧の方などは想像以上に負担が大きいため、これらに該当する方にはお勧めできません。
同様に、のぼせやすい方も無理にお風呂ダイエットは行わないようにしましょう。
また、食事制限などの他のダイエットとの併用も危険ですので、控えるようにして下さい。
カロリー不足の状態でお風呂に入ると、のぼせやすくなったり、体調が悪くなってしまいやすいので、お風呂ダイエットを行う時は他のダイエットと一緒に行わないようにしましょう。
お風呂ダイエットの口コミや体験談
お風呂ダイエットは、お風呂に入るだけの簡単なダイエット方法。
そのため、本当に効果があるのか不安に思う方も多いですよね。
ここでは、お風呂ダイエットを実際に経験した方の口コミを集めてみました。
痩せた人の口コミ
「高温反復入浴法を行い、1ヶ月で5㎏痩せました!食事も気を付けていたし、ウォーキングや筋トレもしていましたが、それにしてもこの効果は驚きです。」
「ずっと半身浴派でしたが、高温反復入浴おすすめです!めちゃめちゃ汗をかくし、むくみにくくなりました。時間も短く済むので、仕事で遅く帰ってきてもできます。」
「ダイエットでずっとウォーキングを続けていましたが、寒くなってきたこともありシャワーで済ませていたのを、湯船に入るようにしました。そうしたら、ぽっこりと出ていたお腹が凹みました。」
「汗をあまりかかない体質だったのにお風呂ダイエットの時は凄く汗をかきます。そのためか、2週間で2kg痩せました」
効果がない・痩せない人の口コミ
「高温反復入浴を試しましたが、私はのぼせてしまいダメでした・・」
「お風呂ダイエットに挑戦したけど、特に体重は変わりません。ただお風呂に入っているだけでは、やっぱり痩せないのかな。」
お風呂ダイエットで痩せない場合の原因と対処法!
お風呂に入った後体重計に乗ると、体重が減っていることがありますよね。
そのため、「お風呂はダイエット(この場合は減量)に効果がある!」と思われるかも知れません。
しかし、お風呂で体重が減るのは脂肪が燃えているわけではなく、汗として水分が排出されたためです。
お風呂ダイエットで痩せる理由は、お風呂に浸かることで体を芯から温め、血行よくして代謝を上げる働きが期待できるからです。
つまり、お風呂ダイエットには直接脂肪を燃やす効果はないので、ダイエットを始めてすぐに痩せたという実感を得られる方は少ないと言えるでしょう。
お風呂ダイエットで痩せるためには、代謝がよくなった体で運動をして脂肪を燃やすか、摂取カロリーを抑えた食事をすることが必要となってきます。
ダイエットの基本は、摂取カロリー<消費カロリーなので、食事制限や運動は欠かせないと言えます。
ただし、極端な食事制限や運動はお風呂ダイエットとの併用は危険なため、食事は食べ過ぎに注意する、運動は駅一つ分歩く、階段を使うなど、日常でできるちょっとしたことを工夫する程度でよいでしょう。
まとめ
お風呂は毎日入るものですから、気軽に続けられそうなのもこのダイエットのメリットと言えるでしょう。
また、すぐに効果が現れなくても、お風呂に浸かる習慣を身につけると痩せやすい体質に変わると言われていますので、諦めずに毎日の習慣にしてみて下さい。
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