オートファジーダイエットのやり方!メリットやデメリットも!危険性はないの?
この記事ではオートファジーダイエットの正しいやり方を、食べてよい飲み物や食べ物、メリットとデメリット、危険性などと併せてまとめています。
近年、耳にするようになったオートファジーという言葉。
しかし、どうしてダイエットに有効なのかよくわからない方は多いのではないかと思います。
そこで今回は、オートファジーダイエットについて詳しく調べてみました。
今までの「〇〇のみ食べる」ダイエットでは長続きしなかった人も、好きなものを食べて痩せるオートファジーダイエットなら成功の道が見えてくるかも知れません。
オートファジーダイエットとは?
オートファジーダイエットとは、細胞が自らを再利用する仕組みを利用したダイエット方法になります。
オート(auto)は自動、ファジー(Phagy)には食べるという意味があり、細胞は古くなった部分を自らが食して分解することで活性化することが近年の研究でわかってきました。
そして、細胞のオートファジーの作用が働くのが、体が危機的な状況に陥った時なのです。
オートファジーダイエットでは断食によって意識的に飢餓状態を作り出すことで、オートファジーの作用を得ています。
オートファジーダイエットのやり方
オートファジーによる細胞が活性化した状態、つまりは飢餓状態を作り出すには絶食を行う必要があります。
しかし、絶食をしてしまうと体に必要な栄養成分が不足し、生活が成り立たなくなってしまいますよね。
そこで、オートファジーダイエットでは16時間の断食を行って、細胞のオートファジー作用を高めています。
1日24時間の中で断食をするのは16時間のみ。
残りの8時間は基本的には好きなものを食べて構いません。
また、16時間の断食中も、飲み物や食べ物を一切口にしてはいけないということではありません。
次で詳しくご紹介していますが、断食中でも飲んだり食べてもよいものがありますよ。
オートファジーダイエットは本当に痩せるのか?やり方や効果を徹底解説!
オートファジーダイエット中おすすめの食べ物や飲み物は?
オートファジーダイエットで16時間の断食中でも、飲んでもよいものや食べてもよいものがあります。
空腹は強いストレスになるため、飲んでもよいものや食べてもよいものを上手く使うことが、ダイエット成功に近づくポイントとなりますよ。
食べ物
フルーツ
少量のフルーツは食べてもOKです。
ただし、糖質が少ないものを選びましょう。
おすすめはグレープフルーツやいちごです。
ナッツ
ナッツには不飽和脂肪酸が多く含まれていることや、硬いのでよく噛んで食べる必要があるため、少量でも満足感を得やすいなどダイエットによいと言われています。
食べ過ぎてしまうとカロリーの摂り過ぎになるので注意してください。
チーズ
たんぱく質が多く含まれているチーズも、オートファジーダイエット中に食べてよい食べ物です。
甘味などが足されていないプレーンのものを選びましょう。
ヨーグルト
チーズと同様、ヨーグルトもたんぱく質が豊富なのでおすすめです。
無糖のヨーグルトを選びましょう。
飲み物
コーヒー
オートファジーダイエットではコーヒーもOK。
砂糖やミルクを入れず、ブラックコーヒーで飲みましょう。
また、空腹感の強い時に飲むと胃痛や胸やけなどを起こすことがあるので、飲むタイミングに気を付けてください。
お茶
緑茶や紅茶などのお茶も飲むことができますよ。
ただし、砂糖やミルクが入っているものは避けてください。
プロテイン
たんぱく質をしっかり摂れるプロテインもおすすめです。
牛乳や豆乳で割らずに水で割るようにしましょう。
スムージー
野菜や果物を使ったスムージーは、体に必要な栄養を補うことができます。
スムージーを飲む時は、野菜をメインにしてフルーツが多くならないようにしましょう。
オートファジーダイエットの注意点!危険性はないの?
オートファジーダイエットでは、断食中飲んだり食べてもよいものがあるといっても、お腹が空いた状態が長く続きますよね。

そのため、断食後の食事で血糖値が急激に上がり、太りやすくなったりする危険性が高いとの指摘があります。
1日の総摂取カロリーが同じ場合、3回の食事に分けた人と食事の回数が少ない人では、少ない人の方が1回の食事で摂取するカロリーが多くなってしまうからです。
血糖値の急上昇はインスリンの過剰分泌を引き起こし、血中の中性脂肪を溜めこむ原因となってしまいます。
このようなことから、断食をしなくてもよい8時間以内の食事の内容がとても重要であり、特に断食明けは糖分が多い食事は避けることが大切です。
また、厚生労働省では科学的根拠に基づき、健康な体を作るための標準的な食事は1日3食としています。
オートファジー(ダイエット)は近年研究が進んでいる分野で、実際の効果は明確ではありません。
特に10代以下の心身が成長段階にある人が断食を行うのは、メリットよりもデメリットの方が高いと警鐘を鳴らす専門家もいます。
大人の場合でもオートファジーダイエットを行う時は、慎重になる必要があるでしょう。
オートファジーダイエットのメリット
オートファジー作用による細胞の活性化には、ダイエット以外にも次のようなメリットがあると考えられています。
認知症の予防や改善
アルツハイマー型認知症やパーキンソン病などは、脳内で異常増殖したたんぱく質が塊となって、正常な細胞を傷付けて起こることがわかってきています。
オートファジーの作用によって異常なたんぱく質が分解されれば、病気の予防や改善の効果が期待されるのではないかと言われています。
腸内環境を整える
オートファジーの働きが低下すると、腸内環境が乱れやすいことが大学の研究でわかってきました。
また、オートファジーダイエットでは空腹の時間が長いため、その間胃や腸が十分に休息をとることができ、働きがよくなって腸内環境を整えることに役立つとも言われています。
(https://yoshimori-lab.com/research/%E6%AF%8E%E5%BA%A6%E3%81%82%E3%82%8A/)
(https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/01/press20210106-02-autophagic.html)
オートファジーダイエットのデメリット
オートファジーダイエットは16時間断食+8時間は好きなように食事が摂れる、というとてもシンプルな仕組みでダイエットを行うことができます。
誰でも手軽に始めることができる一方で、デメリットをしっかりと把握しておくことも大切ですよね。
ここでは、オートファジーダイエットのデメリットをご紹介します。
筋肉量が落ちる
必然的に食べる量が減るため、筋肉に必要な栄養成分が不足し、筋肉量は落ちてしまうことがあります。
筋肉量が落ちると、基礎代謝が下がって太りやすくなってしまうため注意が必要です。
オートファジーダイエット中は、筋肉の原料となるたんぱく質を意識して摂るようにしましょう。
空腹がストレスになる
16時間の断食に体が慣れるまでは、お腹が空いて強いストレスを感じます。
ストレスの反動で、8時間の食事時間に入ると暴飲暴食をしてしまう方も多く、ダイエットの効果が得られないどころか胃や腸に大きな負担となる場合もあります。
オートファジーダイエットの体験談や口コミ
16時間断食しても、8時間で好きな物を食べていたら結局痩せられないのでは?と思う方は多いですよね。
そこでここでは、実際にオートファジーダイエットを行った方の口コミや体験談を集めてみました。
痩せた人の口コミ

「オートファジーダイエットで半年で9㎏痩せました。運動はまったくしていません。」

「違うダイエットを行っていたところ停滞期になってしまい、体重が全く落ちなくなってしまいました。そこでオートファジーダイエットを試したところ、見事停滞期脱出!10日で1.2㎏痩せました。」
効果がない・痩せない人の口コミ

「オートファジーダイエットで痩せたという人が多かったので挑戦しましたが、私には合いませんでした。」
まとめ
オートファジーダイエットとは、細胞が自らを再利用するオートファジー作用を利用したダイエット方法になります。
オートファジーによる細胞の活性化を始め、オートファジー作用を発動するために断食を行うことでダイエット効果が期待できるものになります。
オートファジーダイエットを行って健康的に痩せたという人は多いですが、現段階では未知数の部分も多いことから、10代以下の場合は保護者の管理の元で運動や栄養バランスのよい食事を行うダイエットを推奨します。
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