MTCオイルダイエットの効果と具体的なやり方と痩せた口コミ!
近年、日本は元より世界は空前のオイルブーム。
アメリカでは、マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸を禁止するなど、国全体で体によいオイルを摂ることへの関心が高まっていますが、日本では未だにこれらの規制については何もなく、個人の判断に委ねられています。
とは言え、オリーブオイルやえごまオイル、ココナッツオイルが一過性の流行ではなく、スーパーの陳列棚に定番として置かれていることからも、よいオイルは積極的に摂りたい方が多いことがわかります。
そのような中、今、大注目を集めているのがmctオイルと呼ばれるもの。
中でも、このmctオイルを用いたmctオイルダイエットは欧米を中心に爆発的に人気となっているとか。
日本ではまだまだ知名度が低く、初めて聞いたという方も多いmctダイエット。
そこで今回は、mctオイルダイエットについて調べてみました。
mctオイルダイエットのやり方や効果はもちろんのこと、危険性やリバウンドのことなど、知っておきたいあらゆる情報を網羅してお届けしたいと思います。
mctオイルって何?
mctオイルのmctとは、「Medium Chain Triglyceride」の略で、日本語に置き換えると中鎖脂肪酸のことを言います。
中鎖脂肪酸は、最近はコマーシャルでもよく聞くフレーズなので、何となく覚えているという方も多いのではないかと思います。
しかし、知っているのはあくまでもその名前だけで、どういった性質なのかはよくわからないという方が殆どではないかと思います。
中鎖脂肪酸とは、油の主成分となる脂肪酸の分子が鎖状に繋がった長さを表しています。
この分子の繋がりが最も長いものが長鎖脂肪酸で、ラードやオリーブオイル、魚の油などがここに含まれます。
中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸の約半分ほどの長さで、ココナッツオイルや母乳などに含まれるもの。
そして、最も分子の繋がりが短いのが短鎖脂肪酸になり、バターなどがあります。
それぞれにメリットやデメリットが存在しますが、中鎖脂肪酸はダイエット効果が高い脂肪酸として注目されています。
参照サイト:日清MTCサロン・そもそもMTCって何?
ココナッツオイルダイエット成功するやり方と口コミ!本当に痩せるのか?
mctオイルの効果
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多く含まれており、その含有量は約60%と言われています。
一方、mctオイルは100%中鎖脂肪酸。
中鎖脂肪酸は、体内で吸収されるのが早いためエネルギーへの変換がスムーズであり、脂肪の分解が長鎖脂肪酸よりも長く続くという特徴があります。
また、mctオイルは脳のエネルギーになるため、アルツハイマーや認知症の予防効果があると言われています。
さらに、医療現場においては、長鎖脂肪酸の摂取制限が必要な患者に対して、代わりに中鎖脂肪酸を補うなど、栄養補給の一つの方法として早くからその効果に注目が集まっていたようです。
参照サイト:日清MTCオイル
mctオイルダイエットとは?
mctオイルダイエットとは、mctオイルを摂取することで体の脂肪を燃えやすくするダイエット方法です。
先述しましたが、mctオイルはエネルギーへの代謝が早いため、脂肪として蓄積しにくいという特徴があります。
しかし、mctオイルにはこの他にもう一つ、脂肪を燃えやすくする効果があります。
それは、mctオイルはケトン体を作る材料となるからです。
ヒトの体は、普段は代謝しやすい糖質をエネルギーとして利用していますが、体内に糖質が少なくなると脂肪を分解してケトン体を作りエネルギーを産生しようとします。
つまり、ケトン体が優先的に使われるようになると、脂肪の燃焼効率が上がり、痩せやすい体になると言われています。
mctオイルダイエットの具体的なやり方
mctオイルダイエットは、mctオイルを摂取すればよいダイエット方法ではありません。
脂肪の燃焼効率を上げるには、体をケトン体優先に消費する体質に変える必要がありますが、いくらmctオイルを摂っても同時に糖質も摂取していれば、糖質が優先的に使われることになります。
そのため、mctダイエットを行う際には糖質制限も行います。
しかし、糖質制限ダイエット経験者の多くは、ストレスが溜まってダイエットを続けることができないと言われていますよね。
これは、脳を動かすために必要なエネルギーが足りなくなるためですが、mctオイルダイエットの場合はケトン体を多く作ることで脳のエネルギー不足を解消するため、糖質制限をしてもストレスを感じにくく、さらに空腹も感じにくいというメリットがあると言われています。
なお、一回の食事で摂るmctオイルの量は、大さじ一杯程度でよいそうです。
mctオイルダイエットにおすすめの食事メニュー(朝食・昼食・夕食)
MCTオイルダイエットでは、糖質をある程度制限して行う必要があります。
そこでここでは、MCTオイルダイエット中にお勧めの食事のメニューをご紹介したいと思います。
朝食のメニュー例
・パン
・サラダ(MCTオイルのドレッシング)
・ベーコンエッグ
・ヨーグルト
・完全無欠コーヒー
昼食のメニュー例
・チキンサラダ
夕食のメニュー例
・ロールキャベツ
・豆乳スープ
・ご飯‘(茶碗に半分程度)
・完全無欠コーヒー(食後)
mctオイルコーヒーダイエットのやり方
MCTオイルコーヒーダイエットは、MCTオイルを料理に加えるのではなく、コーヒーに混ぜて摂取します。

コーヒーに含まれているカフェインやクロロゲン酸にはダイエット効果があると言われているので、MCTオイルを加えることでさらなる相乗効果が期待できます。
MCTオイルコーヒーダイエットは、ブラックコーヒーにグラスフェッドバターとMCTオイルを入れ、よく攪拌したものを摂取して行います。
このようなコーヒーは別名、完全無欠コーヒーと呼ばれています。
ちなみに、グラスフェッドバターとは、牧草のみを食べて育った牛の牛乳から作られるバターです。
完全無欠コーヒーの摂り方は、食事の後に飲むだけでOKですが、よりダイエット効果を高めたいという方は食事の代わりとして飲むこともあるようです。
なお、グラスフェッドバターは高価な上、どこでも売っているわけではないので手に入れるのが難しいこともあります。
そのような時は、ブラックコーヒーにMCTオイルを入れたコーヒーでもよいでしょう。
グラスフェッドバターを入れないレシピでは、コーヒーを攪拌する必要はありません。
そのため、乳化せずに油は表面に浮いています。
油っこいのが苦手という方は、少し飲むのに苦労するかも知れません。
この作り方で作ったコーヒーは、完全無欠コーヒーというわけではありませんが、MCTオイルを摂ることができるので一定の効果は期待できます。
mctオイルダイエットのポイントと注意点や摂り方のコツ!
mctオイルは、発煙点といって油を加熱した時に煙が出る温度が、他の油と比べて150度未満と低くなっています。
そのため、加熱調理には向かない油と言えます。
ちなみに、オリーブオイルは170~200度程度、ひまわり油は230度程度となっています。
このようなことから、mctオイルを摂る時は加熱調理には使わず、ドレッシングとしてサラダにかけたり、できあがった料理にかけるなどしてそのまま摂取するようにしましょう。
また、mctオイルは一度に大量に摂取するものではなく、毎日少量ずつをきちんと摂っていく方がダイエット効果が高まると言われています。
mctオイルダイエットは危険や副作用、リバウンドの心配はないの?
mctオイルは食品のため、基本的には副作用という概念はあてはまらないのですが、摂取したことによって、下痢や腹痛、吐き気などを訴える方もいるようです。
また、mctオイルダイエットの場合は、糖質制限と同時進行になるため、低血糖によるめまいや体調不良が起こる可能性もあります。
mctオイルを初めて摂取する方は多いと思いますが、まずは少量から摂取してみて、体調に変化がなければ徐々に増やして行き、大さじ一杯程度を摂るようにするのがよいでしょう。
なお、mctオイルダイエットを止めた場合、糖質制限を解除することになるため、リバウンドが起こることも考えられます。
mctオイルダイエットの痩せた口コミは?
これまで試したことがない方法でダイエットを行う時は、やはりその効果がどれくらいあるのかが気になるところではないでしょうか。
そこでここでは、mctオイルダイエットの口コミを集めてみました。
・子供の時からずっとひどい便秘で悩んでいましたが、mctオイルを料理に加えて摂取したところ、スルスルとお通じがあるようになり、便秘が解消されて体重も減ってきました!
・お酒をノンアルコールに替え、炭水化物を減らしつつmctオイルを摂取するダイエット方法で、1ヶ月で5kg痩せました。ちなみに知り合いは3ヶ月で15kgのダイエットに成功しています。
・食事制限(炭水化物抜き)をしなかったため、全く効果がありませんでした・・。やはりmctオイルを摂るだけではダイエットにはならないようです。
mctオイルダイエットで痩せない場合の原因と対処法
MCTオイルダイエットは、MCTオイルを摂ってさえいれば痩せるわけではありません。
MCTオイルダイエットで最も重要なのは、体内でケトン体を発生させること。
これにより、糖より先に脂肪の燃焼が促され、ダイエットに繋がるからです。
ケトン体優先の体になるには、体内に糖がある状態ではいけません。
このようなことから、MCTオイルダイエットで痩せない場合、その原因として考えられるのは糖の摂取が多いことが挙げられるでしょう。
糖と言うと甘いお菓子に含まれているイメ―ジがありますが、ご飯やパン、麺類などの炭水化物や、ソース、ケチャップなどの調味料などにも糖が多く含まれています。
つまり、MCTオイルダイエットを行う時は、MCTオイルの摂取と同時に糖質制限を行う必要があります。
前述したように糖は様々なものに含まれているので、糖質制限をしているつもりでも実は糖を摂っているケースがあります。
そのような場合は、MCTオイルダイエットの効果が出にくいと言えるので、いまいちダイエット効果が感じられないという方は、ダイエットのやり方を見直し、正しく糖質制限を行うようにして下さい。
なお、糖を完全に断つのは心身に大きな負担が掛かります。
糖は体に必要なため、適量は必ず摂るようにしましょう。
mctオイルの効能
以前までは油は健康を害すると言われていましたが、最近は良質の油であればある程度摂った方が体によいことがわかっています。
MCTオイルもその一つですが、それではMCTオイルにはどのような効果や効能があるのでしょうか。
脂肪を燃やす
MCTオイルは中鎖脂肪酸と呼ばれる油です。
中鎖脂肪酸は消化が早く、すぐにエネルギーになるため脂肪として蓄積されにくくなります。
また、糖よりも先に肝臓で分解され、ケトン体という成分を生成しますが、ケトン体の生成が体内で活発になると糖をエネルギーにする体から体脂肪を燃やしてエネルギーにする体質へと変化すると言われています。
認知症などの予防や改善
MCTオイルの摂取によって生成されたケトン体は、脳のエネルギーになります。
そのため、脳の働きが活発になり、認知症などの予防に役立つと言われています。
メタボリックシンドロームの予防
中鎖脂肪酸の摂取によって、メタボリックシンドロームになるのを防ぐことができる、という研究結果があります。
MCTオイルは体脂肪の燃焼作用を高めますが、中でも内臓脂肪を減らす効果が高いと言われています。
腸内環境を整える
MCTオイルには、腸内の悪玉菌を減らす働きがあることから、腸内環境を整える効果があると言われています。
筋肉の低下を防ぐ
糖を優先的に使う状態だと、筋肉の分解が進んで筋力が落ちますが、ケトン体が体脂肪を優先的に燃やすようにすることで、筋力の低下を防ぐと言われています。
mctオイルダイエットのやり方と効果【危険やリバウンド】のまとめ
糖質制限ダイエットは、効果があるのはわかっていても、なかなか続けることができないものですよね。
しかし、mctオイルを併用することで、空腹を感じにくくなったり、脳へのエネルギー供給が続くためにストレスが軽減されるなどメリットが多くあるようです。
これまで糖質制限ダイエットに失敗していた方も、mctオイルを摂取するようになってからイライラせずにダイエットを続けることができるようになったと聞きますので、糖質制限をしようと思っている方はぜひmctオイルを購入して、併用するようにしてみてはいかがでしょうか。
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