太もも痩せにセルライトを潰してみようと考えている方がいたら、絶対にやめて下さい!
セルライトは潰すと減るどころか、逆に増えてしまいます!
セルライトをなくすには、まずはセルライトがどのようなものなのかをきちんと把握しておく必要があります。
そこで今回は、セルライトを潰してはいけない理由や、そもそもセルライトとは何なのかについて解説していきます。
太もも痩せにセルライト潰しは絶対やってはいけない!
セルライトは潰すと消えると言われていますが、それは間違いです。
潰すことで一時的に塊のセルライトが小さく分かれるため、減ったように感じるかもしれませんが、結果的には減るどころか反対に増えてしまいます。(詳しくは次で解説しています)
また、セルライトを潰そうとして強い力で皮膚をつねったり引っ張ったりすると、内出血を起こしたりアザができてしまいます。
セルライトの見た目が悪いからなくしたいと思っているのに、それ以上に目立ってしまうアザができてしまったら本末転倒ですよね。
このようなことから、太もものセルライトをなくしたい時は、絶対に潰さないようにして下さい。
セルライトを潰すと逆に増える?
セルライトは老廃物に脂肪細胞が溜め込んだ脂肪が結び付いたもののため、潰したところで消えたり、減ったりするわけではありません。
むしろ、力いっぱい皮膚をつねったりすることで、血管やリンパ管が破れて血液やリンパ液が漏れ出し、それを修復しようとコラーゲンの再生機能が働いて脂肪を大きくしてしまいます。
つまり、潰すことでさらにセルライトが大きくなってしまうことがあるのです。
また、強い力で潰されたセルライトは、分裂して一度は小さくなっても、それぞれの脂肪細胞が修復のために分裂したセルライトを大きくしてしまいます。
そして、分裂した先で大きくなったセルライトが、再びくっつくことで結果的に前よりも大きなセルライトとなってしまいます。
そもそもセルライトとは何?
セルライトとは、お尻やお腹、太ももなど脂肪がつきやすい部位に現れるデコボコとした皮膚の盛り上がりです。
太ももが見やすいので試してほしいのですが、雑巾を絞るように太ももの脂肪をつまんでみると、皮膚の表面がボコボコとしているのがわかりませんか?
人によってはつまんだりしなくても、セルライトがはっきり見えることもあるようです。
日本人女性の約80%にセルライトがあると言われているので、セルライトが全くないという人を探す方が難しいかも知れません。
では、多くの女性の体にあるセルライトとは、一体何なのでしょう。
セルライトは、運動不足やホルモンバランスの乱れ、冷えなどが原因で血行不良が起こり、老廃物の流れが悪くなったところに、脂肪細胞が脂肪を溜め込み、老廃物と脂肪が結び付いてできるものです。
セルライトがあるからと言って何か病気を引き起こすわけではありませんが、セルライトができた部分はさらに血行不良になり、ますます老廃物が溜まってセルライトができる・・という悪循環に陥ります。
そして、セルライトはどんどんと巨大化し、周囲の組織を巻き込んでいきます。
やがてそれが皮膚の表面にも現れ、デコボコとして見た目に悪くなってしまうのです。
見た目にわかるくらいセルライトがはっきりとしていると簡単には落とせなくなるため、セルライトの原因となる血行不良を起こさないように、毎日の生活を意識することが大切になります。
エステなどのマッサージは太もも痩せに良くない?
エステで受けるマッサージは、美容の知識を持ったエステティシャンが行います。

そのため、知識の乏しい素人が見よう見まねでセルライトを潰すより、効果が現れやすい場合が多いと思います。
とは言え、それならエステで受けるマッサージはどこであっても絶対に大丈夫か、と言われたらそうではありません。
なぜなら、お店によってマッサージのやり方や扱っている機械が違いますし、エステティシャンによって持っている知識も技術も異なります。
セルライトの除去にエステに行ったものの、力任せに握ったりつねったりされてしまい、あざができたり、セルライトが消えるどころか増えてしまった・・なんて話も実際に聞きます。
きちんとした知識を持っているエステティシャンがいるエステでは、セルライトを除去する時はセルライト専用の機械を使ったり、マッサージを行う時も血行促進のクリームなどを利用して優しく行います。
エステだからどこでも大丈夫と思わず、通おうか悩んでいるお店がどのようなケアを行っているのか、事前にしっかりと調べるようにしましょう。
どうしたらセルライトをなくすことができるの?
セルライトをなくすには、血行促進を心がけることが必要になります。
体を冷やさないように生活環境や食事に気を配るのはもちろん、お風呂にゆっくり使って体を芯から温める、入浴後や就寝前にリンパマッサージを行って流れを促すなど、血液やリンパ液の流れを促す習慣を身に付けましょう。
その上で、有酸素運動と無酸素運動を取り入れてみましょう。
有酸素運動は脂肪燃焼の効果が期待できますが、血行を促す働きもあります。
また、ジョギングやウォーキング、エアロビクスなどはリズム運動になり、セロトニンの分泌を高めてホルモンバランスの乱れを改善する働きもあります。
一方の無酸素運動は、主に筋トレなど瞬発的に筋肉に高い負荷がかかる運動を指しますが、筋力アップにより代謝の促進が見込めるため、セルライトの除去に役立ちます。
太ももが太くなる原因
脂肪が多い
太ももが太くなる原因として一番多いのが、脂肪が多いことです。
糖質や脂質を摂りすぎる食生活をしていると、消費されなかったカロリーが体脂肪として蓄積していきます。
女性の場合は皮下脂肪になりやすく、男性に多い内臓脂肪よりも一度増えると減らしにくいと言われています。
筋肉が発達している
学生時代に運動部に所属していた、ハードな筋トレを行っているなど、筋肉が多い場合も太ももが太くなります。
特に太ももは目立ちやすい前側に筋肉がつきやすいので、太く見えることが多くあります。
筋肉がたるんでいる
筋肉が発達していると太ももが太くなりますが、逆に筋肉が少ない場合も太ももが太く見えます。
筋肉が少ないと、脂肪や皮膚がたるんでしまい、太く見えてしまいます。
むくんでいる
下半身から心臓へと血液やリンパ液が流れる時は、重力に逆らう必要があるため、流れが滞りやすくなります。
そのため、ふくらはぎや太ももの筋肉がポンプの役割をして血液やリンパ液を流すのですが、女性は筋肉量が少なく、ポンプの役割が上手くできないと、血液やリンパ液が溜まってむくみ、太ももが太くなってしまいます。
まとめ
太もも痩せにセルライトを潰した方がいいと、太ももをぎゅっとつねったり引っ張ったりしてしまった、という方は多いのではないかと思います。
しかし、セルライトを強い力で潰すことは、逆にセルライトを増やしてしまうことになります。
セルライトをなくすには、血液やリンパ液の流れが滞らないように生活習慣を改善し、適度な運動で脂肪燃焼、筋肉増強を心がけることが必要になります。
また、自分だけではなかなか上手くいかない時はエステに頼ることもあると思いますが、その際は十分にリサーチをして、信用できる施術を行っているお店を探しましょう。
綺麗になるために通っているのに、痛い思いや悔しい思いをしないように注意して下さい。
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