マインドフルネスダイエットの方法【ボディスキャン】は?
ダイエットをしても思うように痩せられなくて悩んでいる、という方はマインドフルネスダイエットを試してみてはいかがでしょうか。
マインドフルネスダイエットは、簡単に言うと心の状態を整えることでダイエット効果をアップさせることができるものです。
やり方には、食前セレモニーやボディスキャンなどがあるのですが、それだけ聞いてもよくわからない方が多いですよね。
そこで今回は、マインドフルネスダイエットについて調べてみました。
マインドフルネスダイエットって何?

マインドフルネスダイエットとは、「意識を自分の感覚に向けることで、余計な情報などを遮断して“今”に集中して行うダイエットのこと」を言います。
このように言うと、宗教色の強い印象を持ってしまいがちですが、マインドフルネスはgoogleなどの企業も仕事の効率やストレスの解消などを目的に取り入れているもので、どちらかと言うとアンガーコントロールと同じように自分の感情を自分でコントロールすることを目的としています。
ダイエット中にも関わらず、つい欲求に負けて食べ過ぎてしまったり、ご馳走を目の前にすると我慢ができないなどの壁に当たってしまうことがありますが、マインドフルネスを覚えることでそのような状況でも食欲をしっかりとコントロールできるようになります。
マインドフルネスダイエットの効果

マインドフルネスダイエットは、無理な食事制限を行ったり、カロリーを消費する運動を行うものではありません。
では、それにも関わらずどうして痩せることができるのでしょうか。
その理由には、主に次の3つがあります。
ストレスの軽減
ダイエット中は何かとストレスが溜まりやすいものですが、ストレスが溜まると自律神経の働きを乱し、食欲を増進させてしまうことがあります。
しかし、マインドフルネスダイエットによって呼吸を意識することで、自律神経が整い、過剰な食欲を抑えたり、食事をしても適量で満足感を得やすくなり、無駄に食べ過ぎることが減ります。
コルチゾールの分泌を抑える
人はストレスを感じるとコルチゾールというホルモンを分泌して、ストレスに対抗するよう体を保護しますが、コルチゾールが過剰に分泌されると内臓脂肪を増やしてしまう恐れがあります。
マインドフルネスダイエットによってストレスが軽減されると、コルチゾールの分泌も抑えられるので、結果として内臓脂肪が蓄積するのを防いでくれます。
代謝が上がる
マインドフルネスダイエットでは腹式呼吸を行うので、血液の循環が活性化され、細胞に酸素や栄養が行き届きやすくなって代謝が上がります。
マインドフルネスダイエットのやり方
マインドフルネスダイエットのやり方をご紹介します。
マインドフルネスダイエットは、ボディスキャン→食前セレモニーの順で行います。
ボディスキャン

椅子に浅く座り、背もたれから背中を離します。
手のひらを上にした状態で太ももに置き、まず左足に意識を集中させます。
左足の裏を意識向けて床を感じ、そこから左足全体がどうなっているかを意識します。
次に右足でも同様に行い、さらにお腹へと意識を向けます。
お腹が空いているのか、何か音が聞こえるなど、お腹に関するあらゆる状況を意識してみましょう。
最後に呼吸を意識しながら行い、心を落ち着かせて終了です。
食前セレモニー

ボディスキャンが終わったら、食事の前に食前セレモニーを行います。
食前セレモニーは、食事をよく観察することから始めます。
何を原料にして作られているか、その原料の産地、匂い、食感、味などを想像してみましょう。
また、食べ物を見た時や匂いを嗅いだ時に、自分にどのような変化が起こるかを観察します。
最後に、食事を前にして自分はどれくらいお腹が空いているかを、10段階で評価してみましょう。
世界一受けたい授業で紹介されたマインドフルネスダイエットの内容は?

2018年11月10日に放送された「世界一受けたい授業」では、元プロ野球選手の金村義明さんが挑戦しました。
金村さんは当時、体重が107.2㎏、ウエストは112.8㎝、血中の中性脂肪が588㎎/dlとメタボリックシンドロームが強く疑われる危険レベルでした。
それが、12日間のマインドフルネスダイエットによって、体重は102㎏、ウエストは105㎝に減少しました。
血中の中性脂肪も364㎎/dlと安全域まで下がり、健康に近づきました。
なお、12日間は食事制限や運動は一切行わず、ボディスキャンと食前セレモニーを行ったのみです。
それでここまで結果が出るのは驚きですよね。
マインドフルダイエットの本をamazonで買える?

本のタイトル名:無理なく痩せる“脳科学ダイエット
著者:久賀谷亮
ダイエットに失敗してしまう人の多くが、ストレス食いやドカ食いを経験しています。
でも、そもそもストレス食いやドカ食いはどうして起こってしまうのでしょうか。
このような悩みを抱える人の多くは、食べ過ぎて太ってしまう「太りやすい脳」になっていると言われています。
ダイエットでは、食事を我慢するのではなく、食べ方を変えるのが正しい方法。
これまで行っていた食習慣を変えることで、太りやすい脳から脱却することができます。
今回ご紹介している「無理なく痩せる“脳科学ダイエット”」では、なんとなく食べるのを止め、食べたいという欲求の波を乗りこなすための、マインドフルネスの方法が掲載されています。
マインドフルネスダイエットの口コミはある?

・始める前は正直に言って効果を期待していませんでした。なぜならその前から食事制限をしていたにも関わらず痩せていなかったので、瞑想して痩せられるなんて・・と思っていたからです。しかし結果は10日で2㎏、2週間で3㎏痩せました。ただ食事制限をしている時は空腹が辛かったのですが、マインドフルネスを取り入れたら食べたい欲求が抑えられたのでダイエットが辛くなかったです。
・マインドフルネスダイエットで10㎏痩せました。きつかったスカートははけるようになり、ダイエット前は寝つきが悪く睡眠障害気味だったのも改善しました。
・マインドフルネスダイエットを始めてから、食事をしながらテレビやスマホを見る食べ方は止めたところ、以前に比べて食べ過ぎることがなくなったのに、満足感を得やすくなったと思います。その結果痩せました。また、口に入れる食物についてもよく考えるようになり、ジャンクフードは自然と食べなくなりましたね。そのおかげなのかお通じがよくなったり、食後に体がだるく感じることもなくなりました。
まとめ
マインドフルネスダイエットは、長年の食生活によって沁みこんだ食事へと誤った習慣を改めることができます。
それまで、時間になると何となく食べていた食事も「今、本当にお腹が空いているのか」と、自分の体に尋ねることで、本当の食事のタイミングがわかるようになりますし、何となく口にしていた間食も同様に「お腹が空いていないのだから食べる必要がない」と判断できるようになります。
極端な食事制限はただただ苦痛が伴いますが、マインドフルネスダイエットでは食事制限を行う必要はないので、「食べられない」というストレスと向き合うこともありません。
正しい方法で始めた人の多くが効果を実感しているので、食生活や生き方そのものを変えたいと思っている方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。


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