梅干しダイエットのやり方と効果や食べるタイミングと口コミ!
暑い夏が近付いてくると、食欲が落ち、体力が奪われてしまう・・いわゆる夏バテを起こしやすくなりますが、そのような時に重宝するのが梅干しです。
梅干し特有の酸味により、胃腸が刺激され食欲が戻ったという経験は、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。
梅干しが庶民の食べ物として一般的になったのは江戸時代と言われていますが、平安時代には薬としてその効用が認められていたとされ、長きに渡って日本人にとって欠かせない食品として重宝されてきました。
そんな梅干しが今、ダイエットに効果があるとして注目を集めています。
そこで今回は、梅干しダイエットのやり方やその効果、口コミなどについてご紹介したいと思います。
梅干しダイエットのやり方と食べるタイミング
梅干しダイエットのやり方は、とても簡単で、毎日大粒の梅干しを2粒食べるだけ。
食べ方も自由で、朝食に1粒夕食に1粒でもよいですし、お昼を梅干しおにぎりにして、3時のおやつに梅干しを食べる方法でも、食べるタイミングは基本的に自由となっています。
ただし、ダイエット効果をより高めるために最も効果があると言われているタイミングがあり、それは夕食の前に1粒、寝る前に1粒食べるというもの。
食事の前に食べることで、血糖値の上昇を防ぎ食べた物が脂肪になるのを防ぐことができ、寝る前に食べると睡眠中に代謝が活発になり脂肪の分解が進むと言われています。
また、梅干しダイエットは短期間で体重が大幅に減るダイエットではありません。
体質改善を図ることで、自然と痩せやすい体を作るのが目的となっています。
そのため、食事を梅干しだけにするなど極端な食事制限をするのは止めましょう。
その他の梅干しダイエットのやり方
カリカリ梅ダイエットのやり方
通常の梅干しと異なり、おやつコーナーなどでよく見掛ける「カリカリ梅」。
食べたことがある方も多いと思いますが、その名の通り噛むとカリカリとした食感が癖になる食品です。
このカリカリ梅も、梅干しダイエットに活用することができます。
梅干しのねちょっとした食感が苦手という方は、カリカリ梅で代用してみることをお勧めします。
やり方は梅干しダイエットと同じで、食事の前やおやつとしてカリカリ梅を食べるだけ。
梅干しに比べて噛む回数も増えるので、ダイエット中のバリエーションとして楽しむのもよいかも知れませんね。
焼き梅干しダイエットのやり方
焼き梅干しダイエットとは、梅干しを焼いた焼き梅を食べるダイエット方法です。
梅干しの酸っぱさの元であるクエン酸は、火を入れることで糖と結び付き「ムメフラール」という成分に変化するのですが、このムメフラールには血行を促進する効果があると言われています。
焼き梅干しの作り方は、アルミホイルを2枚用意し、くしゃくしゃにして広げ、2枚重ねたところに梅干しを10粒ほど並べ、梅干しを包んだらしっかり口を閉じて、トースターで10~20分焼くだけ。
もしくは、フライパンに梅干しを入れ、転がしながら焼いてもよいです。
焼き梅はそのまま食べてもよいですし、お茶やお湯に入れて飲んでも構いません。
梅干しダイエットの一つの食べ方として、取り入れてみるのもよいでしょう。
はちみつ梅干しダイエットのやり方
梅干しは、昔から体によいものとしてよく知られている食材ですよね。
それが最近では、ダイエットにもよいということがわかってきて、女性を中心に改めて梅干しの凄さを感じている人が増えているようです。
しかし、梅干しの中でも食べやすいはちみつ漬けのものは、はちみつの糖分が気になってダイエット中は避けている方が多いではないでしょうか。
ところが、はちみつ梅干しは塩漬けの梅干しよりも、梅リグナンという成分が多く含まれており、ダイエットにも向いていることがわかっています。
梅リグナンは細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用に優れた成分で、その働きによって老化を防いでくれる効果が期待できます。
加齢によって細胞の働きが衰えてくると、代謝が落ちて太りやすくなってしまいますが、はちみつ梅干しを摂取することで細胞を活性化させて代謝の低下を防ぐことができるというわけです。
ただし、はちみつは糖分が多いので、食べ過ぎてしまうと摂取カロリーが多くなって太りやすくなってしまいます。
そのため、ダイエットによいからと言って、食べ過ぎないようにすることが大切です。
ホット梅干しダイエットのやり方
ホット梅干しダイエットとは、加熱した梅干しを食べるダイエット方法になります。
加熱の方法は、電子レンジでもトースターでも構いませんが、加熱しすぎてしまうと効果が薄くなるため、電子レンジの場合は500Wで30秒、トースターなら5分ほど焼いて焦げ目をつけましょう。
後は、食事の時にホット梅干しを1個食べるだけでOKです。
とても簡単なダイエット方法の上、食事制限や運動を行う必要がないので、どなたでも気軽に始めることができます。
梅干しを加熱することで、どうしてダイエットになるのか不思議に思う方も多いと思いますが、梅干しにはバニリンという成分が含まれており、このバニリンには脂肪の燃焼を促進させる働きがあると言われています。
バニリンは通常の(加熱していない)梅干しにも含まれているのですが、加熱することで含有量が20%も増えることから、ダイエットのためには梅干しは加熱した方がよい、というわけです。
なお、温かい梅干しを食べるのに抵抗があるという場合は、一度加熱したものを冷ましてから食べてもよいでしょう。
バニリンは加熱によって増えると、冷えてもしばらく増えたままのため、冷ましたものを食べても問題ありません。
梅干しダイエットの効果
梅干し、と聞くだけで口の中が唾液でいっぱいになってしまう方もいるほど、梅干しには酸っぱいイメージを持っている方が多いと思います。
その酸味の元は、「クエン酸」と呼ばれる成分。
クエン酸には、血液の流れを促進する効果があることから、疲労物質や老廃物を体に溜めこまず、新陳代謝が活発になるという効果が期待できます。
また、クエン酸は腸を刺激してお通じを促す効果があることもわかっています。
便秘はダイエットの大敵、と言われることからも、便秘を解消するのはダイエットにとても役立つと言えるでしょう。

さらに、梅干しに含まれるオレアノール酸には血糖値の上昇を緩やかにする作用があると言われています。
ご飯やパンなどの炭水化物を摂ると、血糖値が急上昇してインスリンが大量に分泌されますが、インスリンには残った糖を脂肪として蓄える働きもあるため、肥満を防ぐためには血糖値はなるべく急に上げないことが大切です。
梅干しダイエットとは?カロリーは?
梅干しダイエットとは、毎日梅干しを食べるだけの簡単ダイエット方法です。
梅干しは私達日本人にとっては、とても馴染み深い食品のため、朝食のおかずやランチのおにぎりにと毎日欠かさず梅干しを食べているという方も多いと思いますが、そのような方は、実は知らず知らずのうちにダイエットをしていた、ということになります。
このように、とても気軽に行えるのが梅干しダイエットの最大のメリットと言えるでしょう。
梅干しは昔から健康によいとして食べられていますが、その作用はダイエットにも有効とされ、さらには大粒のもの(25g程度)でも7㎉ととても低カロリーです。
そのため、食べ過ぎてもカロリー過多の心配はありませんが、塩分の摂り過ぎには注意が必要のため、ダイエットだからと大量に食べるのは止めましょう。
梅干しダイエットの注意点やポイント!
日本人にとって、非常の馴染み深い食材の一つである梅干し。
そんな梅干しを、食事前や寝る前に食べるだけの梅干しダイエットは、手軽に始められそうなダイエットと言えるでしょう。
さらに梅干しは、近年は健康食として海外でも人気になっているもの。
ダイエット効果も期待できそうですよね。
しかし、梅干しダイエットを行う上では注意も必要です。
なぜなら、梅干しは塩分が多く使われているため、食べ過ぎると塩分の摂りすぎになってしまうため。
日本人は味噌や醤油など、調味料も塩分の濃いものを調理に使用していることから、世界的に見て塩分の摂りすぎが指摘されています。
そのため、梅干しダイエットを行う場合には、塩分の低い梅干しを選んだり、他に食べる食事の塩分量を減らすように心掛けましょう。
また、寝る前に梅干しを食べる方は、食べた後に歯みがきをするようにしましょう。
梅干しの酸っぱさは酸のため、口の中に留まっていると歯を溶かす恐れがあります。
なお、歯みがきは梅干しを食べてすぐには行わず、少し時間を空けて下さい。
食べてすぐ磨くと、歯に付着した酸がはぶらしで擦れることで、歯に傷がついてしまうことがあります。
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梅干しダイエットの口コミは?
梅干しダイエットは、梅干しに含まれるクエン酸を始めとした有効成分の作用により、脂肪の分解・燃焼が高まる体質へと改善するというのが目的となります。
よって、食事を制限したり、運動によって脂肪を燃やす方法とは異なるため、短期間で体重が減るということはないと考えてよいでしょう。
ただし、朝食に梅干しのおにぎりを1個食べ、それまでの間食を梅干しに変えたという方が、1ヶ月で5kg痩せたというケースもあることから、これまで過食傾向にあった方が梅干しを中心とした食生活に改善することによって、思ったよりも早く効果が現れることがあるかも知れません。
梅干しダイエットで痩せない場合の原因と対処法
梅干しダイエットは、食事制限や運動の必要がなく、毎食梅干しを食べるだけという手軽さで行えるダイエットです。
梅干しが苦手な方じゃなければ、ダイエットをしていることを忘れるくらい、苦労もなく行えるダイエットと言えますよね。
しかし、簡単な分、短期間でみるみる体重が落ちるダイエットと言うわけではありません。
梅干しダイエットは、梅干しに含まれる成分によってダイエット効果を得るため、長期間行うことが大切になります。
そのため、梅干しダイエットを始めたからと言ってすぐ体重が落ちることはないので、「ダイエット効果がない」と感じる方も少ないないでしょう。
梅干しによるダイエット効果を少しでも高めたいなら、梅干しを温めて食べるのがお勧めです。
なぜなら、加熱した梅干しはダイエットに有効な成分の一つであるバニリンが増えるからです。
温めた梅干しを食べるのはちょっと・・という方は、お湯やお茶に梅干しを入れて食べるのもよいでしょう。
また、バニリンには脂肪燃焼を促す働きがあるので、梅干しダイエットを行いながら有酸素運動を取り入れることで、脂肪燃焼をさらに高めることができ、ダイエットの効果を早く感じられるかも知れません。
このようなことから、梅干しダイエットで痩せない場合は、梅干しを温めて食べてみたり、有酸素運動を行ってみるのがよいでしょう。
梅干しの効能・効果
梅干しには、昔から「健康によい」イメージがありますが、では具体的にどのような作用があるのでしょうか。
そこでここでは、梅干しの効能や効果についてご紹介したいと思います。
疲労回復
梅干しに含まれているクエン酸には、疲労によって体内に蓄積する乳酸の生成を抑制する働きがあると言われており、疲労回復に効果が期待できます。
また、夏の暑い時期には汗をかきやすくなり、汗とともに体内の塩分が失われやすくなりますが、梅干しに含まれる塩分によって夏バテを防ぐ効果もあると言われています。
生活習慣病の予防
梅干しには、血糖値を上げる作用のあるα-グルコシターゼや、血圧を上げる作用を持つアンジオテンシンといった物質の働きを抑制する効果があると言われています。
これにより、糖尿病や動脈硬化、高血圧と言った生活習慣病の発症を予防する効果が期待できると言われています。
食中毒の予防
お弁当によく梅干しが入っていますが、これは単にご飯のおかずにするだけではなく、梅干しの持つ驚異的な殺菌作用を利用してのことだということをご存知でしょうか。
梅干しの殺菌能力は、胃ガンの原因となるピロリ菌を抑えると言われているほど。
そのため、夏場など食中毒が特に気になる季節には、梅干しを食べるとよいと言われています。
脂肪燃焼効果
梅干しに含まれる特有の成分であるバリニンには、脂肪を燃やす作用があることがわかっています。
特に、梅干しを焼いた時にバリニンは多くなると言われており、焼き梅干しを食べるダイエット方法なども存在します。
便秘解消
梅干しに含まれるクエン酸には、腸のぜん動運動を活発にして、お通じを改善する働きがあると言われています。
まとめ
梅干しダイエットで使用する梅干しは、できるだけ昔ながらの製法で漬けてあるものがよいと言われています。
ただし、塩分が20%を超えるものについては、塩分の摂り過ぎが気になるため、あらかじめ塩抜きをして塩分濃度を15~16%程度に下げて使用するのもよいでしょう。
なお、梅干しの持つ効果・効能を生かすために、はちみつで漬けてあるなど加工されたものは避けた方がよいと言われています。
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